購入場所：信濃屋 馬車道店
購入金額：1680円
コメント：
バルベーラにハマっていた時に、片っ端から飲んでいたものうちに1本。
色は赤紫色が強く、比較的濃いめ。
輝きは余りなく、若干粒子感がある。
また、粘度が高いのか、脚が比較的よく出ている。
香りは果実というよりも、スパイシーさと華やかさを感じられる香りで、どちらかと言うと花や香辛料に近い感じ。
とても豊かな香りではあるが、少し残念なのが、その香りが広がりに欠ける点。
もう少し力強く香ってくれればとてもインパクトがあるのに残念。
味わいは甘い果実感がメインで、口いっぱいに広がる。
ブルーベリーやカシス、チェリーなどの果実をクラッシュしたような、非常にフレッシュな果実感。
少し間違うと、単なる甘くて安値で売られているワインの味になりかねないが、余韻がキリっと酸味と渋みがまとめられているためか、そのような感じはない。
酸味は炭酸的で少し刺激を感じるが、そこまで強い酸味ではない。
果実感が強いので、逆にこれくらい強い事でバランスよくまとまっている。
余韻では、渋みと共にわずかに存在感を示すが、そこまで強い酸味ではない。
渋みは柔らか。
しっかりとした渋さは感じるが、キツい渋みではなく柔らかでさっぱりとしている。
存在感を出しつつも、スッキリとまとめている。
渋み単体でみると若干物足りないが、果実感や酸味の要素を含めたトータルバランスとしては悪くない。
味わいは飲みやすい中にもしっかりとしたボディーがあり、個人的に好きな部類に入る。
華やかな花のような香りと味は、カベルネのようなパワフル感はないが、スッキリと、でもしっかりとした仕上がりのものがのみたい時にオススメ。
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