Kendall Jackson Vintner’s Reserve Pinot Noir 2019(ケンダルジャクソン)



購入場所 エノテカ御殿場アウトレット店(こちらから購入可能
購入日 2022年07月15日
購入金額(税込み) 2772円
テイスティング日 2023年09月08日

ワインデータ:

国名 アメリカ
地域 カリフォルニア
地区 N/A
ヴィンテージ 2019年
ブドウ品種 ピノノワール100%

コメント:
毎回、山梨に行く際に必ず立ち寄るこちらのお店で30%オフシリーズを色々みていた際に見つけたので購入したもの。
定価だと4000円弱のものを3000円弱でお得に購入。
色は赤紫色の入ったルビー色でかなりしっかりとしている。
いわゆるピノらしい淡い色合いではなく、ニューワールドらしい濃厚さのある色。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁からゆっくりと脚が落ちていく。
香りは果実感と樽香が優雅に力強く香る。
ピノらしいチェリー系の香りはあるのだが、どちらかというとまだ若いブラックチェリーのような、力強さとシロップ漬けされたアメリカンチェリーのような甘味を感じられる香り。
ほのかにナツメグなどのスパイスの香りが加わり、甘いバニラ香を伴う樽香が優雅に感じられる。
ニューワールドによくあるガッツリとした甘味ではなく、優雅で上品ながらも濃厚な甘味と果実感をしっかりと楽しめる。
口当たりはとても柔らかく、ニューワールドでよくあるガッツリした濃厚は甘味はない。
その代わり、ゆっくりとフレッシュなブラックチェリーやラズベリーをギュッと凝縮したような上品でジューシーな果実感や柔らかい酸が口の中に広がっていく。
ピノなので元々ボディーはそこまでガッツリしたものは期待できないが、それでもやはりアメリカのピノということで、飲みごたえはほどほどある。
余韻は比較的長く、口の中に樽のニュアンスがしっかりと残る。
優雅で上品という言葉に尽きる樽香が香る酸と甘味をしっかりと楽しめるバランスの良いニューワールドピノ。
<アルコール度数14.5%>

インプレッション:

外観 清澄度 深みのある
色の濃淡 濃い
粘度の高さ 脚が出来る
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 ルビー

香り 強さ ほどほど
果実感 ブラックベリー、さくらんぼ
乾燥果実 イチゴジャム
香辛料 ナツメグ、バニラ
味わい アタック 心地よい
甘辛度 やや辛口
酸味 適度な
タンニン 少ない
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★★
コスパ ★★★☆
総評 ★★★★


この日はステーキが残っていたのでシンプルに焼いて楽しもうと思ったが、見てみるとしっかりとサシの入った信州産の和牛。
当初はニューワールドのシラーズやカベルネと合わせようと思ったのだが、肉の雰囲気で方向転換してこちらのワインと合わせて見ることにした。
ミディアムレアに仕上げた肉は甘味のある上質な脂をしっかりとかんじられ、肉そのものの味わいも非常に優しく、しっかりと柔らかい。
想像通りの味わい肉と想像通りの味わいのワインのコンビネーションは文句なし。
料理、ワインの両者とも優しく上品ながら芯のある味わいということもあって、ステーキの脂が勝つこともワインの風味が勝つこともなく、それぞれの味わいを最大限まで引き上げるような組み合わせという印象。
ステーキというとカベルネやシラーズに振りがちだが、合わせる肉次第で色々な可能性があることを改めて学んだ組み合わせであった。
<マリアージュ指数:5ばっちりマリアージュ>

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