田酒 百四拾 桜 純米吟醸



購入場所
購入日 2022年03月09日
購入金額(税込み) 1980円
テイスティング日 2022年04月12日

日本酒データ:

2000

地域 青森県
タイプ 純米吟醸
使用米種 華想い
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
手に入りにくい日本酒を定価販売しているサイトを巡回中にたまたま発見。
オシャレなラベルであったので迷わずに即購入、調べてみると年一回販売の日本酒だったよう。
色はクリア。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁をゆっくりと脚を出しながら落ちていく。
スワリングすると華やかで甘味を感じるジューシーな香りがあたり一面にふくよかに香る。
日本酒感は少なく、しっかりとした甘味を前面に感じつつ、フレッシュな酸もわずかにアクセントとして感じられる。
一方の味わいは香りから受ける印象とは若干の異なり、口含むと優しくスッキリとした、それでいて米の旨味を柔らかく感じられるアタックが口の中に広がる。
その後、口の中で少しずつジューシーな甘味が主張をし、同時にフレッシュな酸もわずかに感じられるようになる。
余韻はその甘味や酸味が優しく残り、桜の花が散るように儚く消えていく。
香りこそ華やかで若干の派手さを感じるが、味わいはとても繊細。
柔らかい米の旨味にほどよく凝縮された甘味とフレッシュな酸が複雑に絡みあい、繊細ながらも飲みやすい味わいの年一回の限定酒。
<アルコール度数16%>


この日は知人から頂いたタケノコを中心に、近所の焼鳥さんからテイクアウトした焼き鳥など、コテコテの和食&お酒が飲みたくなるメニューで攻めてみた。
タケノコはあく抜きをした後にダシで仕立てた「若竹煮」と、豚肉と一緒に炒め味噌で味付けをした「タケノコと豚肉の味噌炒め」の2品を用意。
若竹煮はシンプルにタケノコの味わいを生かした調理方法ということもあり、タケノコの味わいをダシとともにストレートに楽しめる。
余計な味付けをしていない分素材の良し悪しがもろに出るが、流石にしっかりとアク抜きをしたタケノコの味わいは抜群に日本酒とマッチし、むしろ日本酒の甘味がより強調されているのではと感じるほど。
一方、タケノコと豚肉の味噌炒めはスナップエンドウと豚肉、それに味を整えるために使っている味噌の風味それぞれそれなりに主張することもあり、タケノコは料理にアクセントを加える脇役。
こちらの料理とも何の問題もなくしっかりとマッチするが、若竹煮の方がよりマッチしている気はした。
なお、塩ベースの焼き鳥だが、こちらも外しようがない。
しっかりと炭火で焼かれわずかに香ばしさが鶏肉移った味わいは日本酒のお供としては最高のコンビ。
繊細な味わいの日本酒ということもあってか、素材の味わいを重視してシンプルに味付けした料理との相性が良さそうという印象であった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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