鍋島 New Moon 生酒 純米吟醸


購入場所
購入日 2021年12月04日
購入金額(税込み) 1776円
テイスティング日 2022年03月26日

日本酒データ:

地域 佐賀県
タイプ 純米吟醸
使用米種 雄山錦
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
そもそもあまり手に入りにくい鍋島の中でも毎年一回の季節限定酒ということもあってなかなかお目にかからないのだが、たまたま見つけたのですかさず購入したもの。
色はほのかにグリーンのニュアンスを感じさせ輝きがあるタイプ。
粘度はそこまで高くないがそれなりにあり、グラスの縁には涙が出る程度。
香りはジューシーで果実の甘味を思わせるような香りが豊かに周囲に香る。
そこにフレッシュな酸のニュアンスも加わり、全体的にしっかりとした厚みはあるものの、日本酒感はあまり強く感じさせないバランスの良い香り。
口当たりはとてもまろやかで優しい米の旨味を感じられるととともに、わずかにガス感を伴うフレッシュな酸味が合わせてアタックで感じられる。
中盤にはやや果実感のイメージの強い甘味とともに、引き続き酸を感じられ程よいボディー感。
余韻もとてもまろやかで、程よい甘味を口の中に残しつつも過度にはならず、上品な後味。
米の旨味と甘味やフレッシュな酸をしっかり感じられる上品で優しく柔らかい口当たりは白いラベルから感じる印象と同じ。
<アルコール度数16%>


この日はコテコテの和食メニュー。
厚揚げとほうれん草の煮浸しや豚肉の肉じゃが、それにたこの酢の物など、比較的個性が強めの和食たちと合わせてみた。
まずは豚肉の肉じゃがだが、やはり豚肉ということもあって脂感はそれなりにある。
その脂感を洗い流すかのようなフレッシュな酸の味わいはなかなかの相性。
一方、優しい味わいで素材の味を生かした煮浸しと合わせると、若干日本酒の方が勝っているような気もしなくはないが、これはこれで悪くない。
そしてたこの酢の物との相性だが、若干優しめではあるが酢で締めた味わいと刺激で日本酒の酸のニュアンスがボケるかと思ったそうでもなく相性は良い。
幅広い味わいの料理とバランスよくマッチできるのはさすが鍋島、と改めて感じる味わいであった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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