購入場所 | はせがわ酒店(こちらから購入可能) |
購入日 | 2021年11月26日 |
購入金額(税込み) | 1870円 |
テイスティング日 | 2021年11月26日 |
日本酒データ:
地域 | 山形県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 出羽燦々 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
久しぶりに所用で東京に行った際の巡回でたまたま見つけた。
以前知人が美味しいと言ってすすめてくれたのだがその時は売り切れていて買えず。
この「山川光男」、普通に日本酒っぽい名前ではあるが、山形県の日本酒である「山形政宗」、「楯野川」、「東光」、「男山」を作る蔵元が毎回持ち回りで案を出して作っている日本酒のようで、今回は男山酒造の番とのこと。
色は若干緑のニュアンスを感じさせるタイプで輝きがある。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁にゆっくりと脚を出している。
香りはそこまで強くはないがフルーティーな果実感を感じさせつつも比較的シャープでクールなタイプ。
若干アルコール感を感じさせるキレのある香りも混じる。
口当たりはとてもクリアでアタックは非常に軽やかな印象だがじわじわと果実のような甘味を感じられ、その甘味はしっかりとした厚みのあるボディー隣る。
そして終盤になるとしっかりとした日本酒の米感と旨味を感じられる。
余韻は思ったよりもスッキリしており、最後に鼻に抜けるアルコール感を感じられる。
しっかりとした甘味とコクはあるものの全体的に非常にスッキリとまとめ上げられている素直でストレートな味わいの日本酒。
この日は大根と豚ひき肉の煮物味噌仕立て、ネギときのこのポン酢炒め、そして厚焼き玉子と合わせてみた。
大根と豚ひき肉の煮物は味噌仕立てではあるが香辛料を使っていないこともあってか、味わいはとてもシンプル。
このシンプルな味わいが意外と日本酒の味わいを引き立てる。
ネギときのこのポン酢炒めはポン酢の柑橘の風味とネギの味わいにきのこの食感が加わり、こちらもシンプルな料理。
ただ、ネギの味わいが日本酒と合わせるとわずかに苦味を感じさせてしまう。
そして厚焼き玉子だが、こちらは千葉県・房総半島の道の駅で購入したもの。
玉子がかなり甘めに味付けされた田舎のおばあちゃんが作ってくれたような味わい。
この玉子の甘味が日本酒の味わいとなかなかマッチする。
日本酒のテーマ的には肉とのマッチングなのだが、スッキリとした野菜系の味わいとの相性もそれなりに良い。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>
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