購入場所 | こちらから購入可能 |
購入日 | 2021年09月21日 |
購入金額(税込み) | 1711円 |
テイスティング日 | 2021年09月23日 |
日本酒データ:
地域 | 佐賀県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | きたしずく |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
久しぶりにインターネット通販サイトを徘徊していると、お気に入りのブランドの一つである「鍋島」の比較的手に入りにくいお酒が定価販売されていたので試してみることにした。
ラベルの色がとてもおしゃれで「きたしずく」という北海道のお米を使って作られているよう。
また、ボトルには開栓注意 シャンパンの栓のように飛ぶことがあります」との記載があり、ちょっと発泡感を感じられるタイプのよう。
色はクリアだが、POP記載の通りグラスの内側には細かい気泡が少し付いており、時折その気泡がスパークリングワインのように上がってくる。
粘度はそこそこあり、グラスの縁にはしっかりと脚が出ている。
香りは柔らかく甘味をしっかりと感じられるタイプ。
日本酒感もそこそこ感じさせつつ、わずかに酸のニュアンスもあるのでしつこすぎるような甘味はなく、熟したバナナのような吟醸香もしっかりと感じられる。
口に含むと少しとろみを感じる舌触りとともに程よいボリューム感の甘味がさっと広がる。
中盤からはその甘味に加え舌先をわずかに刺激するような泡のニュアンスやはっきりとした酸の風味も加わり全体の味わいを引き締める。
そして余韻はシャープ、しっかりとした酸がキリッと洗い流していき、鼻からは麹の香りが抜けていく。
ふんわりとした印象を持たせつつも、実際に飲んでみると意外とボリューム感と酸があり、骨格のはっきりとした日本酒という印象。
この日はカボスを効かせた豚バラ肉の醤油蒸しと合わせた。
豚バラ肉の旨味とカボスの酸味や苦味、そしてカボスの香りもしっかりと感じられるなかなか主張が強めな料理だが、逆にカボスの酸味や苦味が日本酒の酸の味わいに同調する。
マリアージュとまではいかないが、それぞれの味わいを尊重しつつも自分自身を主張しているようなコンビネーション。
比較的濃厚な味わいなので、お酒単体よりは料理とともに楽しんだ方が良いかもしれない。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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