いろ ノートン 2018 (まるき葡萄酒)



購入場所 いちやまマート(こちらから購入可能
購入日 2020年11月23日
購入金額(税込み) 1980円
テイスティング日 2021年04月27日

ワインデータ:

国名 日本
地域 山梨県
地区 N/A
ヴィンテージ 2018年
ブドウ品種 ノートン100%

コメント:

以前に山梨滞在時に「山梨縛り」で購入したもの。
山梨(日本)の赤ブドウといえば「マスカットベーリーA」という中で、ノートンというアメリカ原産のブドウ品種を使って作られたワインのようで、あまり見かけないので試してみることにした。
ラベルをよく読んでみると、ワイナリー自体は勝沼にあるようだが、ブドウの栽培は群馬県渋川市赤城山麓の自社の農園で行っているよう。
色は想像していた以上にしっかりとしている。
日本の赤ワインと言うと少し薄めで水っぽい印象があるが、しっかりと色付いた輝きのある赤紫。
粘度もしっかりとあり、グラスの縁にゆっくりと長い脚を出す。
香りは比較的しっかりとしており芳醇で果実感たっぷり。
スパイスのニュアンスも僅かに感じさせる比較的強めでしっかりとした香り。
味わいは香りと比較すると柔らかい。
若干薄いという印象もあるが、クランベリーをジュースにしたような優しく豊かな酸味に程よい甘味を感じられる。
終盤までその味わいは特に変わることなく平坦。
余韻にはアタックで感じられた酸味にわずかに苦みとスパイスのニュアンスが感じられ、アクセントになっている。
全体的に優しく淡いイメージで少し苦みが強めに感じられるライトなニューワールドピノのような印象。

インプレッション:

外観 清澄度 輝いている
色の濃淡 やや濃い
粘度の高さ 脚が出来る
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 ルビー

香り 強さ 芳醇
果実感 黒すぐり、ブラックベリー、さくらんぼ
乾燥果実 レーズン、干しプルーン
香辛料 クローブ、胡椒
味わい アタック 心地よい
甘辛度 やや辛口
酸味 十分な
タンニン 適度
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★☆
コスパ ★★★
総評 ★★★


この日は煮込みハンバーグと合わせた。
少し強めにナツメグを効かせ、トマトの甘味を活かしたハンバーグは柔らかい口当たりながらそれなりにしっかりと主張する味わい。
その味わいとワインを合わせることにより、不思議と線の細かったワインが存在感を増す。
酸味は輪郭がはっきりとするものの決してカドがたつわけではなく、甘味は果実の味わいが増したような印象。
抜栓後時間が経過したからなのか、それとも食事とのマッチングなのかはわからないが、合わせる食事によってその味わいを変化させそうなワインであった。

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