購入場所 | |
購入日 | 2021年04月04日 |
購入金額(税込み) | 1739円 |
テイスティング日 | 2021年04月07日 |
日本酒データ:
地域 | 秋田県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 秋田こまち |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★★ |
コメント:
最近定期的に通っている日本酒専門店に言ったところ、しれっとこの商品が陳列されていたのですかさずに購入。
色はわずかに薄いグリーンのニュアンスを感じさせるもののクリアで輝きがある。
粘度はほどほど。
グラスの縁に脚は出ないものの、ゆっくりと時間をかけてグラスを流れ落ちていく。
香りはふっくらと優しいイメージ。
不思議と商品名にもなっているイチゴ、それもしっかりと熟して甘味をはっきりと感じさせつつも、爽やかな酸もあるような香りを感じさせる。
決して強い香りではないが、日本酒感はかなり抑えられており、感じられるアルコール感を取り払ったら搾りたてのフレッシュないちごを想像してしまうくらいフルーティー。
口に含むと甘酸っぱく爽やかな味わいがジュワっと口の中に広がる。
日本酒感はかなり抑えられており、頭の中ではこれが日本酒とわかっていても、「イチゴを使ったお酒」という味わいが正直な感想。
この味わいの程よいボディーと共に感じられるわずかなスパークリング感、そして余韻もなんとも優しく切ない。
文字通り「ファーストキスの味わい」という表現がぴったり。
毎回この蔵元の発想には驚くが、今回はその名前と味わいが文句なく100%マッチする甘酸っぱくフルーティーな日本酒感を抑えた日本酒に仕上がってい
ラベルには「ピュアブラックやミットナイトブルーの姉妹品」と書いてあるが、「麹に焼酎用の白麹を使用」しているだけでここまで味が変わるのかと、日本酒の可能性を舌で感じられる一本。
この日は夕食が和食ということで購入したこの山本を合わせようと思ったのだが、カツオのたたきにマッチするか少し微妙な気持ちで合わせてみた。
予想通りではあるが、繊細な日本酒の味わいがカツオのたたきのワイルドな味わいに押されてしまっている。
筑前煮は醤油と出汁ベースのまろやかで甘味のある味わいなので、マッチしないこともないが、日本酒の美味しさを100%発揮しているかというと微妙。
この日本酒は食事と合わせるより、食前酒や食後酒として「日本酒もこんな味わいだせるのか」というサプライズ的飲み方や、しっぽり日本酒だけで楽しむのが一番良いかも知れない。
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