山本 和韻 2021 純米吟醸酒



購入場所
購入日 2019年07月16日
購入金額(税込み) 1800円
テイスティング日 2021年07月19日

日本酒データ:

地域 秋田県
タイプ 純米吟醸
使用米種 吟の精
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:

元々レアな「山本」の中でも、シャルドネ用ワイン酵母と秋田県のUT-2酵母を時差で添加して造られた限定醸造酒。
いつも立ち寄る日本酒店でたまたま見かけ、以前も飲んだことがあり美味しかった記憶があったので即購入。

色はほぼクリア。
わずかながらに緑のニュアンスを感じられなくもないと言ったレベル。
粘度はそこそこあり、グラスのふちをゆっくりと流れ落ちて涙が出るような印象。
香りは日本酒感はほぼなく、軽く樽熟成させた白ワインのようなイメージ。
華やかというよりはシャープで冷涼なイメージがあり、そこに上品な果実の香りが載っているような印象。
味わいは香りから受けた印象同様に日本酒感は少なめ。
アタックはすっきりしているものの、果実のような甘味と程よく米の旨味を感じられる。
しっかりと厚みのある果実感のような味わいは日本酒というよりもワインと言っても良いほど。
余韻はシャープでしっかりとした酸味が口の中に余韻を残していく。
日本酒感は控えめでどちらかと言うとワインのような味わいが特徴的なバランスの良い日本酒。
出荷量も限られているので、見かけた際にはすぐさま購入したい一本。


この日は鶏胸肉のみぞれ仕立てと長芋のシーチキン和えを合わせてみた。
長芋のシーチキン和えはごま油の風味を効かせた醤油ベースの味わい。
輪郭のはっきりとした味わいながらものしつこさが無いためか、日本酒の味わいは全く影響を受けずに相性はなかなかのもの。
鶏胸肉のみぞれ仕立ては大根の酸味がしっかりと効いている夏向けのスタミナ料理。
酸味がしっかりと効いていることもあってか、日本酒の味わいと少々ぶつかっている気もしなくもない。
さまざまな料理との相性は悪くなさそうではあるが、酸味が強めの料理と合わせると日本酒の本来の旨味が活かせないような気がする。

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