サドヤ ワイナリー


名前サドヤ ワイナリー

場所:〒400-0024 山梨県甲府市北口3-3-24
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR中央線甲府駅 徒歩約7分

営業時間:10:00~18:00 年末年始

また行きたい度:=☆☆☆☆☆=街中で異国の地に来た雰囲気を味わる駅から徒歩圏内の貴重なワイナリー

外部リンクサドヤ ワイナリーの公式HPへのリンク

備忘録

(2019/05/06記載)
2019年08月のお盆休みシーズン直前の平日に兼ねてから行ってみたかった山梨・甲府エリアのワイナリー見学に行くことにした。
ワイナリーと言えば試飲、しかし車だと試飲が出来ないという事もあり何年も前から行くに行けずであったが、今回はこちらのワイナリーの「地下セラー見学」のコースを見つけ、「セラー見学」と割り切り参加。

こちらのワイナリー、公共手段での立地が非常によく、JR甲府駅から歩いて行ける距離にある。
とは言え、今回は山中湖から車で向かったので1時間程度かけて到着。
ナビで住所を入れるとワイナリー付近まではいくことが出来るのだが変な場所に連れていかれるので要注意。
実際にナビで画面を見て正面玄関を目的地に設定しないと路地をぐるぐる回ることになる。


こちらが付近の簡易的な地図。
ワイナリー正面玄関のはす向かいに東京ガスがあるので、それを目印に向かうと良いかも知れない。


こちらがワイナリーの入口側から撮った写真。
周囲は住宅地ながら、この一角だけが異国の雰囲気。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
入ってすぐ右側には地下セラー見学ツアー受付場所を兼ねた試飲・ワインブティックがある。


その建物を右手に見ながら進むと、正面にはチャペルのような建物が見える。
聞くところによると、ここは結婚式場として利用されているようで、山梨県下でも有名な場所とのとこ。


チャペルの左手にはレストランがある。
結婚式の披露宴にも利用されているようだが、普通にランチやディナーをすることも出来る。


こちらはチャペルとレストランを一緒に撮った写真。
とても甲府の駅近とは思えない景色。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
レストランの横には小さなワイン畑があり、そこにはカベルネソーヴィニヨンやセミヨンと言ったこちらのシャトーのフラッグシップワインに使われているブドウが栽培されている。

さて、地下セラー見学の受付を済ませるためにワインブティックに移動。
こちらのツアーはサドヤワイナリーのHP上から申し込む事が可能。
聞いたところによると、やはり夏シーズンはかなり混雑するようで、一日5回程度、1回最大で15名の枠ながら週末はほぼ満員との事。

さてワインブティックの中だが、非常に洗練されていて何時間でもいられるような雰囲気であった。
中はワインブティックと試飲コーナーに分かれており、入って右手がワインブティックコーナーになっている。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
こちらではサドヤワイナリーが製造しているワインだけでなく、ブランデー等が販売されている。
また、この時は中央のテーブルにブティック限定のワインが2種類売られていた。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
店舗奥にはワインが整然と展示されている。
ワイン好きならば、見ているだけで幸せになれる光景。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
ヴィンテージもののフラッグシップワイン、シャトーブリアンも在庫が豊富。

そして左手の方に向かうと試飲カウンターが目に飛び込んでくる。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
こちらも非常に洗練されたプレゼンテーション。
ブティックで販売されているワインは基本的に全てこちらのカウンターでグラス単位で試飲可能。
1杯300円から1000円程度と、色々なワインを気軽に楽しむことが出来る。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
試飲はカウンターで担当の人と話しながら飲むことも出来るが、座ってじっくりと楽しむことも出来る。


至る所にワインがオブジェとして置かれており、見ているだけでも飽きない。

さて、時間になったので集合場所に向かったが、今回はお盆休みシーズン直前の平日という事もあってか、11時からの回で参加したら我々以外には参加者がおらず貸し切り状態であった。
簡単な説明の後、ブティックを出てチャペルの方に歩いて向かう。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
チャペル手前の右側に「Winery Entrance」という文字の書かれた扉があるが、こちらが地下セラーへの入口との事。


扉を開けると地下へ続く階段が姿を現す。


写真では分かりずらいが、地下セラーは文字通り地下室になっており、至る所でワインが熟成されている。


まず向かったのが歴代のビンテージが保管されているセラーエリア。
こちらは流石に施錠されており、その外からの見学となったが、最も古いもので1955年のヴィンテージが保管されていた。
その他にも出来栄えの良い年のものがたくさん保管されている。


続いてはワインの作り方の説明を簡単にうける。
こちらのワイナリーの特徴は、発酵後の熟成をステンレスタンク等でするのではなく一升瓶で行うとの事。
一升瓶で行う事によりその後の熟成が早すぎず遅すぎず進むことにより、非常にまろやかで癖のないワインが出来上がるとの事であった。

Canon EOS 6D Mark II / EF 24-105mm F4L
そして地下セラー内を色々見学していくが、途中で天井までタイル張りの部屋へ案内された。
聞くところによると、こちらはワインの保管庫とのこと。
チリからの輸入ワインを、輸入後に実際に瓶詰するまでの間落ち着かせるために現在も使用しているらしいが、その一部を見学用に開放しているよう。
こちらの保管庫自体はコンクリート製のプールになっているが、ワインの酸がコンクリートを溶かしてしまう為、全面にタイルを張って防いでいる。
ワイン保管用のプールの中を歩けるというのもなかなかの経験。


そして、最後は自社フラッグシップワインの樽貯庫へ。
中に入った瞬間に樽の柔らかい香りと熟成香をめいっぱい感じる。

こちらは普段は樽貯蔵庫になっているが、年に数回結婚式会場として使われることもあるとのこと。
ワインの樽の香りに包まれながらひんやりとした地下セラーであげる人前式もなかなか印象に残りそう。

11時から始まったツアーは貸し切りながら終わったのが11時40分。
かなりしっかり丁寧に案内して頂いた。
その後はワインブティックに戻り試飲。
試飲は放題というわけではなく、その日のワイナリー指定銘柄をグラスで楽しめるというもの。
この日はたまたま先日飲んだHorloge 甲州シャルドネ 2017であった。
なお、運転手へは果汁100%のブドウジュースが提供されるが、これがなかなかのもの。
ワイングラスで提供されるのだが、そのグラスは最近はやりの「トライタン樹脂」を使った割れにくいグラス。
そしてこのグラスは持ち帰れる。
それを考えるとこの地下セラー見学はかなりお得な料金設定のような気がする。

甲府駅から徒歩で行ける距離、かつ利用者に雰囲気を楽しんでもらうように工夫された非常に洗練されたワイナリー。
様々なワイナリーがこのエリアにはあるが、是非とも行きたいワイナリーの1つであった。

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