
名前:千花庵 野毛店
場所:〒231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-35
地図はこちらからどうぞ
交通手段:各線 桜木町駅 徒歩2分
営業時間:18:00~22:00 毎週月・火
また行きたい度:=☆☆☆=香ばしい十割蕎麦と日本酒を味わう野毛の蕎麦処
外部リンク:千花庵 野毛店の食べログへのリンク
備忘録:
(2025/09/20記載)
2025年9月上旬の平日の夜に利用。
この日は野毛新規開拓デーということで今までブックマークしていて行けてないお店に行くことにした。
色々とブックマークしている中でも、「ガッツリディープな野毛」ではなく、少しオシャレ感がありつつも程よく野毛感が味わえる店をチェックしていたら、十割蕎麦が美味しいと評判のこちらの店を発見。
人気店なので平日でも予約が必要とのことで半ばあきらめモードで電話をすると運よく空きがあったので行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
お店はJR線・横浜市営地下鉄線の桜木町駅が最寄駅となる。
JR線から行く場合は桜木町の西口に出て、目の前にある「野毛ちかみち」に入る。
そのまま進み、左側に「ぴおシティ」と書かれた看板があるのでそちらに沿って進み、「出入口6」で地上に出る。
地上に出ると右前方にブリーズベイホテルが見えるので、ホテル手前の野毛エリアに向かう道路(野毛小路)を右折してホテルを左手に見ながら野毛エリアへと進む。
40メートルほど先の十字路を右折し、一つ目のT字路を右折すると左手に店舗が見える。
こちらが店舗外観。
「〆蕎麦」と書かれた提灯が輝いておりこちらが目的のお店だとは分かるものの、なかなか味のある雰囲気の外観なので若干入るのをためらう。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日の19時予約して訪問。
店内は細長くとてもこぢんまりとした造り。
メインは奥へと続くカウンター席が8席で、店内の一番奥に4名掛けのテーブルが1卓と、トータルキャパは10名少々。
店舗自体がかなり細長いこともあり、一番奥への移動の際は気を付けないと食事をしている人の背中に当たってしまう感じもあるが、それはそれで野毛感があると言えるのかも知れない。
今回は予約をしていたので問題なく入れたが、我々が入店した時点で満席。
その後も10分おき位に飛び込み客が入店してくるも満席で入れずという状況が続いた。
最終的には20時半前になると少しは席が空くが、それにしても人気のお店であることが良く分かる。
平日でも確実に入るのであれば予約は必須。
店内は奥へと続くカウンター席がメイン。
隣席との距離はそれなりに確保されているが、背中側が通路となっており若干狭い感じではある。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は日本酒と蕎麦がメインのよう。
料理もつまみ系のメニューが充実している感じで、蕎麦がメインということもあってかいわゆる炭水化物系のメニューは用意が無い。
それもあって、一軒目からガッツリ食べて飲んでという感じではなく、どちらかというと二軒目や締めで立ち寄って、ちょっとつまんで飲んでから締めの蕎麦を頂くという感じの使い方になりそう。
今回はそれを全く知らずに来たので、食事メニューからは「本日の煮込み(748円)」、「手羽先の塩唐揚げ(780円)」、串天ぷらから「しいたけ(180円)」をオーダー、そして日本酒は岐阜県の玉泉堂酒造が作る「無風 純米酒 別拵(680円)」と同じく岐阜の恵那醸造が作る「鯨波 夏吟(680円)」をオーダー。
そして最後はこちらの店のウリである「せいろ(900円)」で締めてみた。
なお、オーダーは通常通りスタッフの方にお願いすることも可能だが、席にあるQRコードを読み込んでスマホからのオーダーを勧められた。
こちらがレギュラーメニュー。
つまみと串天ぷらと蕎麦という非常にシンプルなメニュー。
つまみ系はレギュラーメニューとして4種類のみで、その他日替わりメニューが店内に貼られている。
そしてこちらがドリンクメニュー。
ビールや焼酎などもあるが、メインは地酒。
その地酒は店の外にも貼られており、入店前にどのような日本酒が楽しめるかが分かる。
オーダーしてから間もなくお通しと日本酒が提供された。
お通しはアサリの佃煮。
しっかりとした味付けになっており、お酒が進む味わい。
こちらが「無風 純米酒 別拵」。
若干グリーンの色合いが強く感じられるタイプで、それもあってかほんのりと熟成感も感じられなくもない。
甘味や旨味、酸味のいずれの要素も突出することなく、平均的な味わいではあるが、それなりにしっかりとしたの飲みごたえのあるもの。
四合瓶で市価1200円程度で普通に流通しているのもの。
そしてこちらが「鯨波 夏吟」。
こちらも無風と味わいの傾向は似ており、とてもバランスのよい味わいながらもそれなりにしっかりとしたボディーのあるタイプ。
ただ、無風よりも爽やかさのあるタイプで、こちらの方がより親しみやすい味わいになっている。
こちらも普通に流通しており、四合瓶で市価1400円程度。
なお、こちらのグラスは半号程度の量なので、金額としては若干割高という感じもしなくはない。
こちらが「本日の煮込み」。
聞いてみたところ角煮ということでだったのでオーダーした。
程よく食感を残した角煮はしっかりと味付けがされており、既にお酒が入った状態でも醤油感を楽しめるようなバランスがとられている。
そしてこちらは串天ぷらの「しいたけ」。
若干小ぶりではあるものの立体感のあるしいたけに薄く衣を纏わせてサッと揚げたもの。
衣のサクサク感としいたけのジューシーな肉質が織りなす味わいで日本酒がすすんでしまう。
なお、オーダーは種類は異なってもOKではあるものの2本からとなっている。
揚げ物としてオーダーしたのは「手羽先の塩唐揚げ」。
写真だと微妙に分かりにくいが、いわゆる手羽先唐揚げというサイズ感のものが3本盛られての提供。
ジューシーな手羽先の味わいは酒のつまみとしては外せないテッパンアイテム。
蕎麦がウリということで期待してまずは蕎麦だけを頂いてみると、蕎麦粉の風味がたっぷりと感じられるガツン系の味わい。
いわゆる更科そばとは正反対のワイルド系の味わいは個人的にはかなりお気に入り。
ツルツルっとした喉ごしも楽しめつけダレなしでも美味しく頂けるかなりレベルの高い十割蕎麦。
今回は2名で1枚をシェアしたが、むしろつまみをオーダーせずにいきなり日本酒と蕎麦をでスタートしても良いくらいの推しメニュー。
そのつけダレだが、こちらも非常にレベルが高い。
締めの蕎麦という事を意識してか、醤油感しっかりとある濃いめの味付けに加えてカエシの風味がアクセントになっており甘味もしっかりと感じられる。
今回は締めではなく一次会でいきなり利用したので、つけダレにあまりがっつり蕎麦を絡ませなくても十分に美味しく頂けたが、締めで楽しむ時にはちょうど良い濃さなのかも知れない。
薬味のワサビもすりおろしたものを使用するなど、蕎麦への強いこだわりが感じられる一皿であった。
<まとめ>
前から気になっていて初めて行くことが出来たこちらの店だが、蕎麦の店という意味では非常にレベルも満足度も高い店であった。
2名で料理3品と蕎麦、そして日本酒を2杯飲んで5000円少々、1名あたり2500円程度と、野毛にしてはまあまあなお値段。
蕎麦粉の風味がたっぷりと感じられるガツン系の味わいの蕎麦はいわゆる更科そばとは正反対のワイルド系の味わいで個人的にはかなりお気に入り。
ツルツルっとした喉ごしも楽しめつけダレなしでも美味しく頂ける十割蕎麦で、むしろつまみをオーダーせずにいきなり日本酒と蕎麦をでスタートしても良いくらいの推しメニュー。
そして、自ら「〆蕎麦」を名乗っているだけあり、つけダレはそれを考えて醤油感しっかりとある濃いめの味付けに加えてカエシの風味がアクセントになっており甘味もしっかりと感じられるもの。
今回は締めではなく一次会でいきなり利用したので、つけダレにあまりがっつり蕎麦を絡ませなくても十分に美味しく頂けたが、締めで楽しむ時にはちょうど良い濃さなのかも知れない。
薬味のワサビもすりおろしたものを使用するなど、蕎麦への強いこだわりが感じられる蕎麦であった。
ただ、店名にもある通り締めで使うことを想定している店のようで、炭水化物系のメニューは無いのが悩みどころ。
次回は一軒目で利用するなら日本酒と蕎麦をサッと頂いて二軒目に向かうという使い方もアリかもしれない。
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