角右衛門 生原酒無圧上槽中汲み 純米吟醸



購入場所 長谷川酒店
購入日 2025年02月10日
購入金額(税込み) 1815円
テイスティング日 2025年02月11日

日本酒データ:

地域 秋田県
タイプ 純米吟醸
使用米種 美山錦
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:

久しぶりにこちらの酒屋を偵察した際に「新入荷」として陳列されていたもの。
その鮮やかな色合いのラベルと「無圧上槽中汲み」という、お酒を絞る際に人工的な圧力をかけずに搾り、かつその一番味が安定していると言われる中間の部分のみを瓶詰している贅沢な日本酒なので試してみることにした。
色はほぼクリアで輝きがある。
粘度はそこまで高くなく、グラスの縁には僅かに涙が出るか出ないか程度。
香りはかなりしっかりとしており、抜栓してすぐに周囲に上質な吟醸香が広がる。
その吟醸香は非常にフルーティーで完熟メロンやブドウを思わせるようなジューシーなもの。
味わいは香りから想像するほどアタックは強くないが、逆に上品に口の中のフレッシュな味わいが広がる。
中盤には若さを感じられる酸とラムネを思わせるような甘みと共に、ほんのり穀類のニュアンスが加わるピュアな味わいで、まろやかな舌触りが印象的。
その非常にバランスの良い上品な味わいは余韻には米の旨みが程よく残る。
果実を思わせる甘みや酸味と穀類の味わいのバランスが良い上品で非常に香り高い期間限定の吟醸酒。
<アルコール度数16.5%、精米歩合55%>


この日は以前名古屋に行った際にうなぎの有名店である「まるや本店」で購入したひつまぶしを合わせてみた。
こちらのひつまぶしは数量限定で販売されていたもので、量は少な目ではあるのだが、しっかりと香ばしく焼き上げられたウナギに濃厚なタレがたっぷりと絡んでおり、普通にご飯一膳ペロリと食べられてしまうもの。
なかなかしっかりとした味わいということもあって上品でどちらかというと繊細系の味わいの日本酒との相性を若干心配しながら合わせてみたのだが、やはり焼きの香ばしさと濃厚なタレのうなぎに若干負けている気もしなくはない。
やはり名古屋式のウナギにはキリッとした味わいの特別純米を合わせるのが一番良いのかもしれない。
今回は白だしで仕上げたほうれん草のおひたしも用意したのだが、相性としてはこちらの方が良いという印象。
上品でピュアな味わいなので、ウナギと合わせるならば関東式の白焼、その他には寿司などと合わせてみると面白いかもしれない。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>

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