長陽福娘 雄町 生酒 純米吟醸


購入場所 長谷川酒店(こちらから購入可能
購入日 2025年03月28日
購入金額(税込み) 2035円
テイスティング日 2025年03月28日

日本酒データ:

地域 山口県
タイプ 純米吟醸
使用米種 雄町
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
この日は夕食に九州産のうなぎを予定していたこともあり日本酒を合わせることにした。
いつものこちらの店に立ち寄るも見慣れた銘柄たちが陳列されており、今回はまだ飲んだことの無い酒蔵の日本酒をチェック。
すると、大好物の「無濾過生原酒」の文字があるこちらの日本酒を発見。
獺祭や天美などの日本酒がある山口県の酒蔵ということで試してみることにした。
色は僅かにグリーンの色合いを感じるクリアなもの。
グラスの内側には若干気泡が付く。
粘度はそこまで高くなく、グラスの縁に涙ができるかどうかという感じ。
香りはなかなか特徴的なもの。
鼻の奥に抜けるシャープなアルコール感と共にまだ若いバナナのような吟醸香と共に米のジューシーな甘味を感じられる複雑な香り。
アタックは香り同様にシャープながらもジューシーな味わい。
中盤には僅かに発泡感のあるフレッシュな酸を感じつつ、程よいボリューム感を伴う甘味が濃厚ながらも飲みやすい味わいに仕上げている。
そして余韻はキレが良く、ほんのりとアルコール感が口の中にしばらく残る。
チリチリ感のあるフレッシュな酸と厚みのある甘味が絶妙に絡み合う旨濃ながらもスッキリ感のある無濾過生原酒。
<アルコール度数15%、精米歩合50%>


九州産のうなぎは流石にお店で頂くものと違い焼きたてではないので流石にお店のうなぎと比較してしまうと物足りなさはあるが、肉厚で脂感控えめ仕上がりは逆にうなぎの旨味をしっかりと強調する。
関東風の蒸したうなぎにはしっかりと濃厚で甘味が強めのタレが絡められており、脂感が控えめなうなぎの味わいにインパクトを与えてくれる。
そのうなぎの味わいと日本酒の相性は思ったより悪くはない。
シャープさとジューシーさを併せ持つこともあり、タレの甘味とそれに相反する日本酒のチリチリ感を感じる酸がお互いの風味を強調する。
一方で、日本酒の甘味はほんのり感じられる脂感とタレの甘味としっかりとマッチ。
そして毎度おなじみの野付産のホタテとの相性だが、こちらも悪くない。
お互いを邪魔することなくしっかりとそれぞれの味わいを楽しむことができる。
シャープさと甘味の両方の要素を持つ日本酒ということもあってか、料理との相性は意外と万能選手感のある日本酒であった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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