鳴門鯛 雄町 限定醸造 純米吟醸


購入場所 蔵元
購入日 2024年03月30日
購入金額(税込み) 1760円
テイスティング日 2024年08月27日

日本酒データ:

地域 徳島県
タイプ 純米吟醸
使用米種 雄町100%
好み度(MAX五つ星) ★★★☆

コメント:

徳島で酒蔵巡りをした際に訪れた酒蔵の一つ。
数年前に一度訪問していたのだが、その時からはショップエリアが大幅にアップグレードされておりとてもオシャレな雰囲気になっていた。
そのショップの中で限定品として売られていたのがこちらの日本酒だったのでお土産用に購入してみた。
色はクリア。
透明で輝きがあり、若干トロみを感じられなくもない。
粘度はそれなりにあり、グラスの淵からゆっくりと脚が出る。
香りはしっかり吟醸香が感じられ、合わせてフレッシュな酸のニュアンスも感じられる。
いちごなどを思わせる甘酸っぱさの要素が強めで、穀類のニュアンスはほぼ感じられないタイプということもあり、比較的万人受けするタイプという印象。
口当たりは少しトロみがありしっかりと舌に絡みつく。
続いて雄町らしいジューシーで濃厚な米の旨味が口の中に広がるが、甘味の要素は少なくどちらかというとドライな雰囲気。
中盤からはフレッシュな酸とともに米の風味をダイレクトに感じさせるような穀類のニュアンスも加わる。
余韻もシャープで口の中には少し刺激を感じる酸の印象がしばらくの間残る。
雄町というと濃厚な味わいや米の旨味を感じられるものが多い中、こちらは米の風味そのものをダイレクトに感じられる比較的ドライで切れのあるストレートでマッチョな限定醸造の雄町。
<アルコール度数15%、精米歩合58%>


この日は今年初物のサンマと、毎度の北海道野付産のホタテと合わせてみた。
サンマは自宅で焼いていることもあり、なかなかこんがりとは焼けないが、それでも濃厚な味わいを楽しめる。
脂ががっつり乗っているわけではないが、身そのものがしっかりとした味わいで思っていた以上にしっかりとと主張する。
濃厚な味ということもありしっかりと魚介系特有の風味もあるが、意外とその味わいに負けないよう日本酒も馴染む。
サンマは内臓周りに特有の苦みがあるが、その苦みともそこまで直接的に戦わない。
ホタテは冷凍ものながらしっかりとした食感を楽しめ、ホタテの甘味もとても濃厚に感じられる。
サンマと比べるとホタテの味わいは非常に柔らかく優しく、こちらは全く違和感なくスムーズにマッチ。
名前に魚の「鯛」が入っているだけに、魚介系との相性はなかなかのもの。
サンマはその独特な苦みと日本酒のマッチにてこずるかと思ったが、こちらの日本酒であればそれなりにマッチする。
刺身系全般との相性はなかなか良さそうな印象であった。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>

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