華正樓 本店 (2024/05)


名前華正樓 本店

場所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町186
地図はこちらからどうぞ

交通手段:みなとみらい線 元町中華街駅 徒歩3分

営業時間:11:30~22:00 毎週水曜日

また行きたい度:=☆☆☆=高級食材をふんだんに使った正当中華料理を優雅に楽しめる中華街の老舗中華料理店

外部リンク華正樓の公式HPへのリンク

備忘録

(2024/08/28記載)
2024年5月下旬の休日の夕食に訪問。
この日は知人が横浜界隈に来るということで、折角ならば中華料理、かつ少しオシャレで個室が使えるお店を探していたところ、肉まんが大好きでよく利用するこちらのお店が思いついたので調べてみると個室あり、提携駐車場あり、ということだったので利用してみることにした。

<お店の場所はどこ?>
場所は元町中華街駅の2番出口からであれば3分で向かえる距離にある。
出口を出て中華街方面に向かうと左側にチャイナパーキングという立体駐車場があり、その先の信号のある交差点(中華街東門)を左折する。
そのまま道を進み、崎陽軒の「シウマイBAR」があるY字路を右側に見ると中華街のメイン通りである中華街大通り(日中は歩行者専用)が見えるのでそこを進むと20メートルほどで左手に「華正樓」と書かれた立派な建物が見える。
駅からのアクセスはこちら側の入口が便利だが、建物自体が大きいため、こちらの入口を過ぎた先にある十字路を左折した先からも入ることが可能。


こちらは中華街大通り側からみた建物の写真。
店舗の壁には大きく「華正樓」の文字が入っていて目立つが、そもそも建物自体が立派なので見逃すことはない。


こちらが裏側?の入口。
入口の前には大きく「華正樓」の文字が書かれており、こちらが正面入り口という印象もなくはない。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日の18時に利用した。
休日という事と人数も6名、かつ個室利用だったので事前予約を行ったが、流石に料理のカテゴリーが高級中華ということもあってか混雑すること無くスムーズに予約が取れた。
気軽にフラっと入って中華料理をつまむという使い方の店ではないこともあってか、店内に入ると椅子が置かれたロビーエリアのような場所がありそこで待ち合わせをすることが可能。
落ち着いた、しかしながら中華料理店らしい雰囲気の店内は各フロアに個室が設けられており、今回予約した6名の個室は普通にラグジュアリーホテルの客室のような広さ。
6名で部屋に入ると狭いというような印象は全くなく、6名の円卓が2つくらい入るような十分な広さであった。
また、完全個室になっているので周囲を気にすること無く会話も可能、子連れの場合でも気兼ねなく食事を楽しめる雰囲気であった。


建物内はすぐに客席になっておらず、ロビーのような感じになっており、ここで待ち合わせをしてから予約した個室へ移動することも可能。


こちらが今回案内された個室。
6名掛けの円卓がセットされており、とてもオシャレで豪華な雰囲気。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店はランチタイム等は単品メニューがあるようだが、夜は基本的にはコース料理のみ。
金額帯は幅広く、一番リーズナブルなもので8000円、最も高級なもので30000円まで、トータル6種類のコースがある。
8000円のコースのみ8品であるが、その他のコースは全て9品で、金額の差によって提供されるメニューや使われる食材が変わってくるよう。
今回は上から2番目の20000円のコースを事前にオーダーした。
なお、この時のコースメニューは以下の通り。

・六種特製前菜銘々盛り
・気仙沼産上フカヒレの姿煮込み
・オマール海老のチリソース
・アワビのオイスターソース煮
・国産牛のステーキXO醤炒め
・特製窯焼き北京ダック
・魚の胃袋と干し貝柱のスープ
・二種点心 又は 特製炒飯
・本日のデザート


テーブルセッティングもオシャレ。
高級中華の雰囲気たっぷり。


まず最初に提供されたのが「六種特製前菜銘々盛り」。
各食材が2切れずつ盛り付けられており、カラスミやクラゲ、チャーシューなど、間違いなくビールが進むアイテム達であった。
いずれも味付けは濃いめとなっていた。


そしてスープとして「気仙沼産上フカヒレの姿煮込み」が提供された。
写真ではフカヒレのサイズ感がいまいち伝わらないが、それなりの中華料理店で複数人でシェアするフカヒレスープをオーダーした時に提供されるようなサイズ感のものが1人ずつ提供された。
形もとてもキレイで高級中華料理のコースならではの料理。
もちろん味も抜群で濃厚なポタージュ系のトロみをしっかりと効かせたスープはご飯が欲しくなる。


こちらは「オマール海老のチリソース」。
オマールエビ半身が甘めのチリソースと共に提供され、身離れがとても良く仕上げられている。


そして高級中華料理定番の「アワビのオイスターソース煮」が提供された。
7センチくらいのサイズ感のアワビはオイスターソースの味とアワビそのものの濃厚な味が楽しめる。


続いては肉料理として「国産牛のステーキXO醤炒め」が提供された。
中華料理店のステーキということで正直あまり期待していなかったのだが、これが美味。
絶妙な火加減でしっかりとミディアムレアに仕上げられた肉にXO醤がたっぷりと絡められており、いわゆるステーキの概念を覆される。
サイズ的には30グラム程度の牛肉が2枚と、料理単品で見るとそこまでボリューム感はないが、コースそのものがかなりのボリューム感なのでこれくらいがむしろ丁度良い。


そして中華料理定番の「特製窯焼き北京ダック」も続いて提供された。
こちらは大皿で提供されたものを目の前でスタッフの方が巻き上げてくれる。
パリパリの皮と甜麺醤の味わいが美味しいテッパンメニュー。


続いて提供されたのは「魚の胃袋と干し貝柱のスープ」。
一見すると普通のスープに見えるが、こちらには「キノコの女王」と言われているキヌガサタケが使われている。
コリコリとシャキシャキとも言えない独特の食感が特徴のキノコと共に、貝柱などのダシがしっかりと効いたスープを楽しめる。


そして最後は「二種点心 又は 特製炒飯」ということで、今回は「二種点心」をセレクト。
写真右側がエビの小籠包、左側が餡子入りに甘い点心。
これまでの料理のボリューム感がかなりのものだったので、一口サイズの点心が胃袋に心地よい。


最後に「本日のデザート」が提供された。
カットフルーツと共に定番のマンゴープリンなども提供され、なかなかのボリューム感。

<まとめ>
今回は会食ということで20000円のコースを個室利用で楽しんだので、サービス料等含めて一人当たり22000円程度の金額となった。
金額だけ見るとそれなりではあるが、料理のボリューム感やレベル感、そしてそれを頂く雰囲気を考えるとトータル的には悪くない金額という印象。
提供された料理には気仙沼産のフカヒレ、オマールエビ、アワビ、キヌガサタケなどのいわゆる高級食材もふんだんに使用され、9品というボリューム感もかなりのもので、食事の後にゴマ団子などをちょっとつまむ余裕もなし。
いずれの料理も味付けはしっかり目で辛味はゼロ(そもそも提供メニューに辛さのある料理そのものが無かったが)。
個人的には前菜で提供された「六種特製前菜銘々盛り」や「アワビのオイスターソース煮」が濃厚な味付けで、特にアワビのオイスターソース煮はオイスターソースの味とアワビそのものの濃厚な味が楽しめてお気に入りの品であった。
が、今回のコースで一番印象に残ったのは「国産牛のステーキXO醤炒め」。
ステーキというと塩胡椒やいわゆるステーキソースを使ったものという印象があったが、こちらのステーキは絶妙な火加減でしっかりとミディアムレアに仕上げられた肉にXO醤がたっぷりと絡められており、いわゆるステーキの概念を覆される。
老舗中華料理店ということでしっかりとしたサービスと共に確かな中華料理を味わえるお店なので、普段使いというよりは会食・接待で優雅に、そしてプライベート感を重視した食事を楽しみたいときに使える外さないお店という印象であった。

「華正樓 本店」に関連する投稿はこちらからまとめてご覧になれます

華正樓 本店中華料理 / 元町・中華街駅日本大通り駅石川町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.6

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.

*


CAPTCHA



This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.