(2024/06/27記載)
2024年3月下旬にシンガポールを訪れた際に利用した。
今回は日本航空利用ということで、日本航空直営のラウンジが無いチャンギ国際空港では通常では提携ラウンジの利用となるのだが、その中でもワンワールドエメラルドステータス(JALマイレージプログラムのダイヤモンド、もしくはプレミア)の場合はこちらのファーストクラスラウンジが利用できるようだったので行ってみることにした。
こちらがラウンジ外観。
アイコンのカンガルーマークが配されたシンプルながら高級感のある造りとなっている。
今回は深夜便ということもあって、まずはラウンジのシャワーで汗を流してから食事をしたかったのでシャワーの空き状況を聞いてみるとすぐに利用可能ということだったのでシャワーエリアへと向かった。
こちらがシャワーエリア。
7室程度の個室があるので、出発便が重ならない限りは待つという事はなさそうな印象。
シャワールームは全室個室、中には洗面エリアやトイレも設置されており清潔感も十分。
準備されているアメニティーは「LAGAIA UNEDITED」のもの。
こちらのブランドはオーストラリア発のブランドで、ボトルの表記は「L.U.E」と書かれており分かりにくい。
が、流石にオーストラリアのフラッグシップエアラインのファーストクラスラウンジということで、置いてあるものは「Exclusively Qantas First」となっており、こちらのラウンジ限定のもののよう。
シャワーブース内に置かれているアメニティーも同様に「LAGAIA UNEDITED」のもの。
シャンプーとコンディショナーはオレンジとシダーウッドの香り、ボディーソープはグレープフルーツとオレンジの香りと、爽やかでシトラス感を感じられるもの。
洗いあがりも悪くなく、流石ファーストクラスラウンジで使用されているアメニティーと言ったところ。
国内での公式流通はまだなさそうだが、オーストラリアの公式サイトではシャンプー類は500mlで5000円程度と、他のはハイブランドと同様か少し安めの価格設定となっているよう。
シャワーブースは広くゆったりとしてしていて使いやすいのだが、洗面エリアとの間にはガラス扉等はないこともあって、うまく使わないと洗面エリア側に水撥ねしてしまう。
快適なシャワーを浴びた後はラウンジスペースへ移動。
ラウンジエリアは縦長の造りになっており、手前はゆったりと過ごせるソファー席がメイン、しっかりと食事を楽しめるテーブル席がメインとなっている。
こちらがソファー席エリア。
ソファー席と言っても完全に寛ぐタイプではなく普通に食事も可能なもの。
どちらかというとお酒を飲みながらおつまみを楽しんでゆったりと過ごす、というイメージ。
奥のエリアに向かう途中にはお酒を提供しているバーカウンターのエリアもある。
白とベージュを基調とした明るくモダンながらオシャレな造りになっている。
こちらがメインダイニングエリア。
かなりの席数が確保されており、ファーストクラスラウンジということもあり利用客もそこまで多くないのでゆったりと過ごせる。
一部エリアは床がカーペットになっていたり、壁の色が暗めの色になっていたりと、大人の雰囲気になっている部分もある。
そちてこちらがラウンジ一番奥のエリア。
バーカウンターなどもあるが、利用客そのものが少ないこともあってかこちらのエリアは使われていなかった。
なお、フルーツやオリーブ、その他お酒のつまみについてはセルフサービスでも楽しめるようになっている。
こちらが今回案内されたエリア。
バーカウンターも近いので色々なお酒を楽しめる。
さて料理だが、お酒のおつまみを除いて全てオーダー制となっている。
メニューとしてはサラダやサンドイッチ、ハンバーガーやシチューなどの洋食やシンガポールらしいラクサなどのしっかりとしたものに加えて、フライドポテトなどのつまみ、アイスクリームやフルーツなどがある。
また、プラントベースの料理もありベジタリアンにも対応している。
ただ、種類としてはそこまで多いという印象ではない。
一方のアルコール類だが、こちらもオーダー制となっている。
ワインは泡、赤、白、ロゼ、デザートワインが準備されており、赤と白については5種類程度、泡はシャンパンとかなり充実した品揃えであった。
こちらが泡たち。
泡はメニューリストに記載がないのだが、この時は日本航空の国際線ファーストクラスラウンジでも定番の「ジョセフ ペリエ シャンパーニュ ブリュット キュヴェ ロワイヤル」 (市価6000円程度)に加えて、「テタンジェ ブリュット レゼルヴ」(市価6000円程度)と「テタンジェ ロゼ ブリュット」(市価7000円程度)の計3種類、加えてもう一種類オーストラリアの泡が提供されていた。
シャンパンを3種類提供しているのはチャンギ空港でも限られたファーストクラスラウンジだけ。
こちらがメニュー。
全て英語、かつメインメニュー、サラダなどのカテゴリー分けなく書かれているのでちょっと見ずらいと言えば見ずらい。
夕食は食べていなかったのでサラダとメイン、そして美味しいという噂のシンガポール料理をオーダーしてみた。
まずはサラダから。
こちらは「Buffalo mozzarella with heirloom tomatoes basil」
いわゆるカプレーゼ的な料理。
そしてつまみに「Bowl of chips」もオーダー。
チップスというと何となくポテトチップスを想像するが、こちらはフライドポテト。
写真で撮るとちょっとしたオシャレなレストランという感じになる。
そしてオーストラリアというと何となく肉料理を想像するのでハンバーガーを見てみたのだが、なんと魚のハンバーガーだったので断念。
肉料理はないか確認してみたところオススメされたのが「Chef Linda’s stir-fry black pepper beef with fragrant jasmine rice」。
ハンバーガーの代わりの肉料理だったので、ステーキまではいかないもの肉料理単体のものを想像してたが、出てきたのはシチュー的な料理。
これはこれで美味しいのだが、オーストラリア感というよりはシンガポール料理に近い感じであった。
最後に「Signature laksa with crayfish, rice noodles, bean sprouts and egg」をオーダー。
ココナッツの風味と共に程よい辛さを感じられる、シンガポールらしい味わいが印象的。
まるでエビのような感じで添えられているものは実はザリガニという事だが、臭さもなく普通に美味しく頂ける。
オーストラリアのエアラインのラウンジではあるが、こちらの料理は必ずオーダーすべき一品。
そしてデザートには「Banana fritter with pineapple, pandan creme and ginger sorbet」をセレクト。
こちらもしっかりと一人前のボリューム感。
完全オーダー制のファーストクラスラウンジが増えてくる中、個人的にはカタール航空のハマド国際空港にある自社のファーストクラス利用者のみが利用可能である「アル・サファファーストクラスラウンジ」が今もダントツのナンバー1ラウンジではあるものの、本拠地でないシンガポールにこのレベルのラウンジがあるカンタス航空も侮れない。
以前カンタス航空のビジネスクラスラウンジを利用したこともあり、そちらのラウンジもチャンギ国際空港内の他のラウンジと比較するとかなりレベルが高かったが、やはりファーストクラスとビジネスクラスの差はかなりのもの。
今後、ワンワールド便でチャンギ国際空港を利用する際は迷う事なく利用するラウンジになりそう。
=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
泡・白・フランス「ジョセフ ペリエ シャンパーニュ ブリュット キュヴェ ロワイヤル」
泡・白・フランス「テタンジェ ブリュット レゼルヴ」
泡・白・フランス「テタンジェ ロゼ ブリュット」
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