日本航空 羽田空港国際線ファーストクラスラウンジ=JAL’s Table編= (2023/12)



(2023/12/17記載)
2023年12月、羽田~バンコクの移動の際に久しぶりに日本航空の国際線を利用する機会があった。
調べてみると日本航空の国際線は2019年12月のハノイ以来、丸々4年ぶりというご無沙汰ぶりであった。
また、こちらのラウンジを利用するのは2018年6月ぶりということで、最後に利用してから5年が経過していた。

その間にラウンジが拡張して5Fもファーストクラスラウンジになったり、実証実験段階ではあるものの、食事の提供もビュッフェスタイルではなく基本的にはスマホからオーダーする形式に変更となっているよう。
今回は4Fの=JAL’s Table編= 5Fの=JAL’s SALON編=、そして=シャワールーム編=に分けて掲載。


こちらがラウンジへの入口。
なお、ラウンジはファーストクラスラウンジとサクララウンジが全く別の場所となっており、国内線のようにラウンジ入口は共通で中でそれぞれのラウンジに分かれるという運用ではない。

ラウンジは4Fと5Fに分かれており、4FはJAL’s Tableを中心としたダイニングエリアとなっている。
レセプションで手続きを終え、ラウンジ内左側には職人が目の前で握る寿司を楽しめる「鮨 鶴亭」となっているのだが、2023/12の時点では閉鎖となっている。


こちらが「鮨 鶴亭」への入口だが閉鎖となっている。


メインエリアであるJAL’s Tableへ向かうが、その途中には電話ブースが用意されているので仕事での移動の際にはこのエリアで打ち合わせも可能。


こちらの通路を抜けるとメインのダイニングエリアとなるが、その手間左側にはちょっと落ち着いた個室ブース的なエリアや、寛げるソファー席のエリアがある。


こちらがソファーエリアの写真。
一人一人のスペースもゆったりと取られており、食事をしっかり食べるというよりはお酒を飲みながら寛ぐという雰囲気。


通路を抜けるとメインダイニングエリアが目の前に広がる。
こちらは食事スペースとなっているため、椅子やテーブルは食事を楽しみやすい高さのものとなっている。


ダイニングエリアは流石に広く取られており、滑走路を見られる窓側のカウンターエリアと2名掛けのテーブル席が数多く用意されている。


また、さっと食事を済ませてフライトに向かう人用にか、ドリンクや料理提供コーナーの近くにもカウンター席が用意されている。


そしてこちらはダイニングエリアの一番奥にある「RED SUITE」。
ダイニングエリアとは全く趣が変わり、落ち着いたスペースとなっている。
なお、こちらのエリアでは靴の高級ブランドである「JOHN LOBB」のシューポリッシュサービスも提供している。


照明も落とされ隠れ家感のある雰囲気。


本棚の奥にもラウンジスペースがある。


こちらは完全に大人のためのスペース。
ラウンジ内のソファーエリアよりももっとのんびりと寛げるような雰囲気となっている。


その奥にはテーブルサッカーなどがある文字通り大人のプレイルームとなっている。


また、このエリアには実際に使われていた航空機機材なども展示されているので、飛行機好きにはたまらない。
こちらはJAS時代のMD80に実際に積まれていた機器のよう。


なお、こちらのエリアでもお酒の提供がある。


ダイニングエリアとは異なり、「ジョセフ ペリエ シャンパーニュ ブリュット キュヴェ ロワイヤル」 (市価6000円程度)が提供されている。
使うグラスはメインダイニングと同様にリーデルの物となっている。

ダイニングエリアに戻って席を確保したが、今回は休日の19時前にラウンジに到着するもラウンジそのものが広いこともあってか全く混雑していない。
窓側のカウンター席以外であればどのエリアでも自由に席を選ぶことが出来たが、国際線のフライトが深夜に集中していることもあってか20時半になってくるとラウンジ内も6~7割くらいの混雑となった。


さて、食事だが、以前まではビュッフェスタイルがメインとなっており、オーダー式のライブクッキングは鉄板焼きメニューと寿司のみであったが、運用が大きく変わっており、基本的にはスマホでオーダーする方式のよう。
よってビュッフェエリアは無くなり、調理エリアへと変更されていた。


ただ、アペタイザー系についてはセルフサービスでの提供となっている。


また、お菓子についても同様にセルフサービスでの提供となっている。


メインの料理についてはメニューおよびオーダーを利用した座席に貼られているQRコードを読み取ることで可能。


QRコードをスマホで読み取り、その後に搭乗券のバーコードを読み取ることでメニューおよびオーダー画面が表示される。
また、こちらのサービスを利用してシャワールームの待ち状況確認及び予約もすることが可能。


料理はカテゴリー別に表示され、好きなものをタップして数量を入力してオーダーする。


メインの料理は5~6種類程度と、ビュッフェ時代と比較するとかなり絞られた感はあるが、一方でクオリティーはかなり上がっている印象。


オーダーするメニューを決定後、そのまま席で待っているとスタッフの方がテーブルまで届けてくれる。


なお、ワインなどのメニューを表示させるページもあるのだが、2023/12現在はまだ概要のみの表示となっていた。

オーダー後、お酒のチェックを開始。


焼酎、ウィスキー、スピリッツ等は計10種類以上がラインアップされていた。
山崎等の国産ウィスキーはこちらのエリアでは提供されていないが、5FのJAL’s SALONでは山崎12年や白州が提供されている。


泡はフランスのシャンパーニュ「テルモン レゼルヴ ブリュット」(市価7000円程度)が提供されていた。


白・赤ワインについてはサーバーから自動でサーブされる方式になっている。


なお、提供銘柄は白は日本のココファームが作る「農民ドライ」(市価2300円程度)、イタリアのアンセルミが作る「サン ヴィンチェンツオ」(市価2500円程度)が提供されていた。
赤についてはフランスのドメーヌ アラン ブリュモンがつくる「シャトー ブースカッセ」(市価2500円程度)と同じくフランスのクラレンス ディロン ワインズが作る「クラレンドル ルージュ」(市価2500円程度)が提供されていた。


こちらが日本酒。


この時は広島県の今田酒造本店が作る「富久長 純米吟醸 八反草」(市価1800円程度)と山形県の酒田酒造が作る「上喜元 こいおまち」(市価1900円程度)の2種類が提供されていた。


まずは「テルモン レゼルヴ ブリュット」とセルフサービス方式のアペタイザーからスタート。
アペタイザーはハモンセラーノのロールトルティーヤ、ホタテの煮凝り、ミニバーガーと和洋いずれのお酒にも合うような味わいのフィンガーフード。


シャンパンを頂きながらアペタイザーをつまんでいると、オーダーした「帆立とシーアスパラのパートフィロー包み かんずりソース」が提供された。
帆立を一粒丸ごとパートフィローで包んでパリパリに仕上げたもの。
皮のパリパリ感とホタテのジューシーな味わいのコントラストはなかなかのレベル。
ビュッフェスタイルではまず提供出来ない料理。


とてもラウンジの食事とは思えないようなプレゼンテーションなのも魅力的。


続いてはフードプランとベースの「アラビアータ」が提供された。
こちらは植物系の材料しか使っておらず、魚介系の食材は一切入っていないもの。
味わい的には特筆するようなものはなく、ビュッフェスタイルでも提供できそうという印象。


そしてこちらは「チキンソテー サルサベルとジロル添え」。
写真で見ると比較的大きそうにみえるのだが、実際いは2口程度のサイズ感。
いわゆるチキンソテーという感じであった。

このあとはお酒を日本酒に変えて和食系メニューをオーダー。


和食は寿司の他にご飯や味噌汁の付いた御膳系のメニュー、その他ラーメン(和食というかは微妙だが)などがあり、御膳メニューはご飯と味噌汁を除いた「おかずだけ」というオーダー方法があったので試してみた。
いわゆる酒のつまみが盛られたもので、予想通り日本酒がどんどん進んでしまう。


そしてこちらが寿司。
本来であれば「鮨 鶴亭」で頂くのだろうが、現在はモバイルオーダーが出来ることもあってこちらのダイニングエリアにて頂く事が可能。
盛り合わせや単品などオーダー方法も自由で、こちらは本マグロ天身と近大生まれ真鯛。
オーダーの都度、職人が握るだけあってクオリティーは高いが、時々サビが大盛りで入ってくることがあるのはご愛敬。


そして、折角なので最後は「JAL特製オリジナルビーフカレー」にて締めてみた。
こちらはモバイルオーダー以外にカレースタンドから好きなだけ盛る事が可能。

久しぶりにこちらのファーストクラスラウンジを利用したが、ラウンジの造りや料理の提供方法が大幅に変更となっていた。
が、個人的にはこの変更は改悪ではないという印象。
確かに以前ようなビュッフェスタイルで気軽に色々な料理を楽しむという感じではなくなったが、一方で提供される料理の質は上がったという印象。
また、「鮨 鶴亭」も形を変えて利用で来ていたり、提供されているアルコールの種類やレベルもやや上がったかなという印象。
更に4Fのダイニングエリア以外にも5Fに上質なお酒を楽しみながら寛ぐエリアもあり、トータル的な充実度もかなり上がったよう。
羽田空港国際線を利用する際は時間が許す限り早くラウンジに入りゆっくりと過ごしたい。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
日本酒「富久長 純米吟醸 八反草」
泡・白・フランス「ジョセフ ペリエ シャンパーニュ ブリュット キュヴェ ロワイヤル」
泡・白・フランス「テルモン レゼルヴ ブリュット」
白・日本「農民ドライ」
白・イタリア「サン ヴィンチェンツオ」
赤・フランス「シャトー ブースカッセ」
赤・フランス「クラレンドル ルージュ」

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