リストランテ オッツィオ 横浜ベイコート倶楽部 (2023/10)


名前リストランテ オッツィオ 横浜ベイコート倶楽部

場所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-4 ザ カハラ ホテル&リゾート 横浜14F
地図はこちらからどうぞ

交通手段:みなとみらい線 みなとみらい駅 徒歩15分

営業時間:07:00~11:00、11:30~14:30、17:30~22:00 無休

また行きたい度:=☆☆☆☆=プライベート感ある限られた席数の中でみなとみらいの夜景と共に頂くオシャレで優雅なフュージョン系イタリアン

外部リンクリストランテ オッツィオ 横浜ベイコート倶楽部の公式HPへのリンク

備忘録

(2023/12/15記載)
2023年10月中旬平日の夜に利用。
この日はこちらのレストランが入っているザ カハラ ホテル&リゾート 横浜に宿泊していたこともあり折角ならばホテルのレストランで夕食を、ということで利用してみた。

<お店の場所はどこ?>
こちらのお店はザ カハラ ホテル&リゾート 横浜の14Fということで、ホテルまでのアクセスは公共交通機関を利用した場合はみなとみらい線のみなとみらい駅から徒歩となる。
このエリアはみなとみらいエリアの中でも横浜側にあり、公共交通機関だと少々アクセスが悪いのが辛いところ。
同じみなとみらい線の新高島駅や、時間に余裕があれば横浜駅からもアクセス可能。
パシフィコ横浜や臨港パークを目指していくとガラス張りの大きな建物が目に入るので見逃すことはない。


こちらが店舗への入口。
店舗はエレベーターでホテル最上階の14Fまであがり、出て左側となる。
白系の石張りの床と壁はモダンで洗練された印象。


入口には店名である「OZIO」と書かれたプレートが間接照明で照らされ、ヴーヴクリコが置かれたとてもシンプル、かつオシャレな雰囲気になっている。

<混雑状況・店内の様子は?>
こちらの店は完全予約制、かつ宿泊客優先(一般客は平日は3週間前から、宿泊客は制限無し)ということで、開業当初は全く予約が取れないレストランであった。
今回は平日の利用だったので2週間でも予約は出来たが、やはり金曜~週末にかけては今でも3週間先まで予約が埋まっているというような状況のよう。
入口を入った先は一面ガラス張りで、全席からみなとみらいの景色を眺めなら食事が出来るような配席になっている。
照明が落とされた店内は、上質で洗練されたテーブルや椅子、カトラリーなどがセットされており、スペースもゆったりと使っていることもあって非常に特別感があり優雅な雰囲気となっている。
なお、こちらのレストランは隣接する高級宿泊施設である横浜ベイコート倶楽部と席を共有しているのか、店内奥には天井が高いボールルームのようなダイニングスペースもあるようで、トータルキャパは100名を超えるよう。
ただ、今回夕食を頂いたエリアは2~4名掛けの半個室状のダイニングセットが5つ程度配されている感じであった。


こちらが店内の雰囲気。
全面ガラス張りとなっており、半個室状のダイニングセットは全席からみなとみらいの夜景が見えるよう配されている。


カトラリーもオシャレにセッティングされており、最初にセットされているお皿には「ベイコート倶楽部」と書かれている。

<オススメのメニューは?>
こちらのレストランはコースが8250円から18150円まで3種類準備されている。
ディナーの6品コース(8250円)を事前に予約したので前菜、セカンドディッシュ、パスタ、メイン魚、メイン肉、デザートの6品となっていた。
前菜は「コンソメジュレとポワローのヴィシソワーズ キャヴィアとフレーバーオイル 」、セカンドディッシュは「パテドカンパーニュ フランス産シャテーニュのチャツネと ソーテルヌのコンビネーション」、パスタは「チェリートマト、ケッパー、オリーブ、アンチョビの ”スパゲッティプッタネスカ”ナポリスタイル 天使の海老、ルッコラと共に」、魚のメインは「クリスピーに焼き上げた平目のパンペルドゥ キャベツのエテュベとブロッコリーのスキレットソテー レモン風味のソース 」、そして肉のメインは「ベーコンを巻き付けて間接的に火入れした イベリコ豚ロース 軽やかなそのグレービーソース」であった。
デザートには「和栗のモンブラン ソルベマンダリン」と共に「シトロン風味の焼きたてマドレーヌ」と自由に選べる小菓子、そしてコーヒーが付いている。
そして飲みの物はグラス白ワインとしてアメリカのニールソンがつくる「サンタ マリア ヴァレー ピノブラン」(2000円)をセレクト。
こちらは通常購入するとボトルで4000円強となかなかのハイラインワイン。
この他にも様々なワインがグラス・ボトルで用意されており、選択肢の幅はかなり広い印象。
なお、メニューは全てタブレット端末に入っており、いわゆる紙のメニューは無い。


こちらが今回のコースメニュー。

オーダーしてから待つこと5分弱でまずは飲み物から提供が開始された。


ツヴィーゼルのグラスに注がれたワインは量しっかり。
今回頂いたアメリカのニールソンがつくる「サンタ マリア ヴァレー ピノブラン」はその色も濃厚ながら味わいもかなり濃厚。
ハチミツのような濃厚な舌ざわりに凝縮されたブドウの甘味、そしてバランスの良い樽香を感じられるもので、グラスワインとして提供されるワインにしてはかなり上質という印象。


その後少しして「コンソメジュレとポワローのヴィシソワーズ キャヴィアとフレーバーオイル 」が提供された。
オシャレなカクテルグラスにはしっかりとした味付けのコンソメジュレが、その上にはスムーズな舌ざわりのヴィシソワーズと共にキャヴィアが添えられており、これからスタートする料理への期待が増す。


続いて提供されたのは「パテドカンパーニュ フランス産シャテーニュのチャツネと ソーテルヌのコンビネーション」。
パテドカンパーニュはかなり濃厚で、ワイルド感さえ感じられるもの。
それに絡めて頂くソースは独特の味わい。
デーツにほのかなスパイスを混ぜて煮込んだような独特の甘味を感じられるものでとても不思議だが個人的には好きな味わい。


その後はパスタとしてパスタは「チェリートマト、ケッパー、オリーブ、アンチョビの ”スパゲッティプッタネスカ”ナポリスタイル 天使の海老、ルッコラと共に」が提供された。
ボリューム感としては半人前程度という印象であるが、プレゼンテーションがとてもオシャレで大ぶりの海老がたっぷりと使われている。
モチモチ感のある独特のパスタとケッパーやオリーブの食感のアクセントが特徴的で、アンチョビは控えめでトマトの風味を活かした味わい。


魚のメインは「クリスピーに焼き上げた平目のパンペルドゥ キャベツのエテュベとブロッコリーのスキレットソテー レモン風味のソース 」が提供された。
盛り付けがとてもオシャレで独創的。
メニューにも書いてあるが平目のフワフワの身とカリカリっとしたクリスピーな食感は文字通りパンペルドゥ(フレンチトースト)を連想させる。


最後には肉のメイン「ベーコンを巻き付けて間接的に火入れした イベリコ豚ロース 軽やかなそのグレービーソース」が提供された。
他の料理同様にとてもバランス良くキレイなプレゼンテーションは食欲をそそる。
大きな方がベーコンを巻き付けたイベリコ豚のロース、そして小さな方は脂身であった。
脂感や肉質の双極をなす料理ということで、脂身は想像以上に濃厚な味わい、ロースは柔らかく臭みが無く豚肉の甘味をしっかりと感じられる味わいに仕上がっている。
なお、ソースにイベリコ豚の脂も使っているということで、バゲットにちょっと付けて頂くと美味。

こちらで料理の提供は終了。
ここまでで程々にお腹が満たされておりこの後はデザートに移るのだが、デザートの提供と合わせてまずは小菓子の提供があった。


マカロンやチョコレート、パート ドゥ フリュイなどの小菓子を好きなだけ選ぶことが出来る。


折角なのでレモンのマカロンとカシスのパート ドゥ フリュイをセレクト、その他にデザートの時間に合わせて焼き上げた「シトロン風味の焼きたてマドレーヌ」が提供された。


そしてこちらが「和栗のモンブラン ソルベマンダリン」が盛られたデザートプレート。
ソルベマンダリンは濃厚なマンダリンオレンジの甘酸っぱい味わいを、和栗のモンブランは甘味をかなり抑えた大人の味わいのものであった。

<まとめ>
今回オーダーした6品のコースは8250円とそれなりの金額ではあるが、パスタ、魚・肉それぞれがメインで提供され、かつデザートもプレート・マドレーヌ・小菓子と3種類提供されることを考えると金額的には決して高くないという印象。
加えて、6品の料理を優雅な時間の中でゆったりと味わいながら頂けることもあって、ボリューム感も丁度良く、心もお腹もしっかりと満たされた。
お店としてはイタリアンの部類に入るのだが、随所にヴィシソワーズやパンペルドゥなどのフレンチの要素やインド料理で使うチャツネであったりと、イタリアンを超えた枠の料理が提供されており印象としてはフュージョン系イタリアンという感じであった。
料理全般的に複雑な味わいのソースをアクセントに使いながらしっかりと素材の風味を活かした味わいになっており、味付けも比較的はっきりとしており良い意味でとても分かりやすいものが多かった。
また、デザートが思いのほか充実しており、「小菓子」としか記載の無かったもものがマカロンやチョコレート、パート ドゥ フリュイなどの小菓子を好きなだけ選ぶことが出来たのはスイーツ好きにとってはたまらないサプライズ。
完全予約制かつ席数も限られている事もあって、非常にプライベート感が高い空間で気持ちのよいサービスを受けながらみなとみらいの夜景と共に上質な料理を頂ける絶対に外さないニュースタイルイタリアンのお店であった。

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リストランテ オッツィオ 横浜ベイコート倶楽部(カハラホテル)店イタリアン / みなとみらい駅新高島駅高島町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.9

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