Chateau Tanunda Limited Reserve Shiraz 2021（シャトー　タヌンダ）

ワインデータ：

コメント：

最近よく巡回するコストコのワインコーナーをフラフラ歩いていると、これまでは2000円程度で売られていたこちらのワインが400円引き売られているのを発見。
2023年も始まりタイミング的にも少々逃した感が出てきての割引なのかは不明だが、なかなか思い切ったセールをしているので購入してみた。
色は濃厚な赤みのある紫色で深みがある。
粘度もかなりあり、グラスの縁からゆっくりと脚を出していく。
香りはかなりしっかりとしており、グラスに注いだ直後から濃厚なブドウ香りが辺りに漂う。
その香りはよく熟したブドウがぎゅっと絞った果実感たっぷりのジューシーな香り。
そこに僅かなスパイス感やレーズンのニュアンスも加わるが、基本的には熟したブドウの香りをストレートに感じられる直球タイプ。
時間の経過と共に僅かに樽由来のバニラ香も見え隠れ。
口当たりはスムースながら熟したブドウをぎゅっと濃縮したジューシーなアタック。
そのアタックに加えて程よい酸味、レーズンや干したプルーンを思わせるような濃厚な甘味を感じられ、飲み応えは十分。
余韻は思ったほど長くなく、渋みのニュアンスもあまり感じられずキレが良い。
ただ、時間の経過と共に柔らかい樽の香りと渋みが少しずつ主張を始める。
濃厚なブドウの味わいを感じられるアタックが特徴的なフルーツ爆弾的濃旨ワイン。
＜アルコール度数15%＞

インプレッション：

この日は夕食を既に済ませていたのだが、なんとなく気持ち的に少ししっかりとしたワインが飲みたいというのもあり、ワインだけでも楽しめそうなこちらのワインをセレクト。
ということで、おつまみは定番のナッツを合わせてみた。
当然ではあるが、濃厚でジューシーな味わいのワインにナッツは何の違和感もなくマッチする。
シラーズということで少しスパイシー感があるのかと思ったが、意外にもジューシーさが優り、同じラムチョップでもBBQのワイルドな料理というよりもハーブ塩で味付けをしたラム肉のソテーというような料理との相性が良さそう。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞