弘明寺丿貫 (2022/10)

名前：弘明寺丿貫

場所：〒232-0056 神奈川県横浜市南区通町4-111
地図はこちらからどうぞ

交通手段：横浜市営地下鉄線弘明寺駅徒歩3分

営業時間：11:00～21:00（月～土）、11:00～15:00（日）　無休

また行きたい度：＝☆☆☆☆＝濃厚煮干しペーストや姜葱醤を使ったボリューム感満点のまぜ蕎麦やハラペーニョの和え玉などの特徴的な日替わりメニューを提供するお店

備忘録：

（2022/12/21記載）
2022年10月上旬の平日に再訪。
以前は2022年の4月に行っているようなのでほぼ半年ぶりの訪問のよう。
この日は日中時間があることが分かっていたので、どこかにラーメンを食べに行きたいと思い、比較的近場で美味しいラーメン店リストの中にストックされているこちらのお店をふと思い出した。
こちらのお店はメニューがほぼ日替わりとなっており、ツイッターでその日のメニューをつぶやいているのでチェックしてみると、「米子丿貫からリョーマが来た！　姜葱煮干しのまぜ二郎」というそそるコメントともにメニューが紹介されていたので久しぶりにこちらのお店に行ってみることにした。

＜お店の場所はどこ？＞
場所は地下鉄弘明寺駅から徒歩2分程度と横浜市営地下鉄でアクセスが可能な場合は非常に良い立地。
鎌倉街道を桜木町方面に歩いていくと、ラーメン屋さんぽくない佇まいのお店が左側に見えてくる。
なお、京浜急行の弘明寺駅からもアクセス可能だが、弘明寺商店街を抜けていく必要があるので、アクセスとしては7分程度かかる。
こちらのお店は満席時は鎌倉街道から脇道に入った側に列を作って待つスタイル。
ちらっと店内を覗いて席が空いていなければ脇道に沿って並ぶと席が空いたタイミングでスタッフの方が声をかけてくれる。
駅から近い立地にあるので基本的には公共交通機関でのアクセスがオススメだが、鎌倉街道から一本裏路地に入ったところにはコインパーキングも多くあるので車でのアクセスも問題なし。

こちらが店舗外観。
ぱっと見た感じはラーメン店のような感じはない。
また、外から店内を確認することも難しいので、初めての来店の場合はちょっとハードルが高いかも知れない。
なお、満席時はお店に沿って写真左側から右に向かって並ぶのがローカルルール。
代表待ちは禁止と大きく書かれているので、並ぶ際には必ず全員揃ってから並ばないと列最後尾に並びなおすことになるので要注意。

＜混雑状況・店内の様子は？＞
今回は平日の11時50分頃に到着。
こちらの店は休日のランチタイムは確実に並ぶのだが、平日も日によって並んだり並ばなかったりと混雑具合が読めない。
日替わりメニューということもあり、もしかすると提供されるメニューによっても混雑具合が変わるのかも知れないが、この日は雨だったこともあり12時前という時間にも関わらず厨房を囲むようにL字型のカウンター席が10席程度配されている店内は先客が3名のみという状況であった。
その後12時半頃までは出入りがパラパラとあり、12時半を過ぎたあたりで満席というような感じであった。
やはり人気店なので平日でもランチタイムど真ん中は外しての来店がオススメ。
なお、店内に入ったら、入ってすぐの場所にあるアルコールで消毒をしてから割りばしと水をセルフで準備してから指定された席に着くスタイルになっている。

こちらが店内の雰囲気。
以前の訪問から特に変わった感じはなく、店舗内はかなりコンパクトになっているので、カウンター席の後ろを抜けて移動する場合も少々気を遣う。
なお、写真右奥には出口専用のドアがあるので、帰るときはそちらを使って店の外に出ることも出来る。

＜オススメのメニューは？＞
こちらの店は翌日のメニューを前日に公式ツイッターで発表する方式。
基本的には日替わりで、数量限定メニューなどもあるのでお目当てのメニューがある日に行くのもあり。
今回はツイッターでメニューを見ての来店であったので、他のメニューには目もくれずに「リョーマがイクっ！　姜葱煮干しのまぜ二郎（950円）」をオーダー。
そしてこちらを食べ終わった後に追加で和え玉の中から「ハラペーニョの和え玉　0.5玉（300円）」をオーダーした。
なお、この日のメニューは定番の煮干蕎麦に加えて「赤座海老蕎麦」と「特選滋味煮干蕎麦」の計4種類であった。
ラーメンも和え玉もたっぷり1玉の量があるので、両方とも程よい量で食べたい場合は半玉（50円引き）での注文も可能。

こちらがこの日のメニュー。
定番の煮干蕎麦は常にラインナップされており、それ以外のものが日替わりで提供される。
なお、注文するものによってはトッピングの肉がないものあるので要注意。

待つこと5分程度でラーメンが着丼。

こちらが数量限定の「リョーマがイクっ！　姜葱煮干しのまぜ二郎」。
生姜をしっかりと効かせた姜葱醤と煮干しペーストがたっぷり乗せられており、そこに刻みネギ、刻み玉ねぎとニンニクの上に二郎をイメージした茹でたもやしと糸唐辛子という、なかなかワイルドな感じのビジュアル。

まぜ蕎麦ということでしっかり混ぜてから頂くものだが、まずは姜葱醤と煮干しペーストを一口。
姜葱醤は生姜がガッツリと効きつつ、軽くネギ油の風味が加わりとても香ばしくも濃厚、かつ爽やかさを感じられるもの。
煮干しペーストは100%煮干し感を感じられる濃厚ながらもえぐみを一切感じさせないもので、これはこれでご飯にかけて頂いても美味しく食べられそうなものであった。

そして麺は東京製麺製のオーション麺を使用しているとのこと。
麺のタイプは平打ちの太めの縮れタイプであった。
オーション麺に使っている小麦粉は麦の皮に近い部分が多く含まれていることもあり独特の色合いと風味が楽しめるもののよう。
こちらの麺もその特徴がしっかりと出ており、通常のラーメンの麺よりも色合いが濃く、モチモチとした食感を感じられる。

この麺をしっかりとトッピングに混ぜるのだが、「まぜ二郎」というネーミングだけあって、麺の量がデフォルトでも1.5玉以上ありそうな感じであった。
それにもやしなどのトッピングが絡むので、トータル的にはデフォルトで大盛りのようなイメージのボリューム感。
しっかりと混ぜて頂くと、麺のしっかりとした食感に加えて姜葱醤のピリっとした生姜の風味、極煮干しペーストの魚の旨味とニンニクのパンチが効いた文字通りジャンク系ガッツリ混ぜ蕎麦という味わい。
濃厚な味わいにガッツリ煮干し味ということで破壊力は抜群かつボリューム感も満点なのだが、生姜がしっかりと効いていることもあってか意外とすんなりと食べきってしまった。

その後、タイミングを見て和え玉を注文、待つこと3分程度で提供された。

こちらが「ハラペーニョの和え玉　0.5玉」。
いつもであれば1玉を注文するところだが、さすがにまぜ二郎のボリューム感がかなりのものだったので今回は0.5玉でオーダーした。

こちらは汁なしのタイプで、麺の上にトッピングの刻みネギとハラペーニョソース？かけられたシンプルなビジュアル。

ハラペーニョということで、かなり辛い味わいを想像していたのだが、器に鼻を近づけるとハラペーニョのあの辛い香りが一気に顔の周りに広がる。
よく混ぜてからまずは少な目に一口頂くと、確かにハラペーニョの辛いニュアンスはしっかりと感じられるのだが、激辛ではなく若干マイルドに仕上げられていることもあってか、辛いものが嫌いでなければ食べられる辛さであった。
また、濃厚で旨味のある醤油ダレもブレンドされているようで、ハラペーニョの辛さで舌が刺激されつつも醤油の旨味でそれが中和されるような絶妙なバランス感を保っているという印象。
とは言え、ハラペーニョはハラペーニョなので、食べていくうち汗がじわじわと出てきた。

＜まとめ＞
今回は「リョーマがイクっ！　姜葱煮干しのまぜ二郎」や「ハラペーニョの和え玉」と、なかなかオリジナリティの強いメニューをオーダーした。
ただ、「リョーマがイクっ！　姜葱煮干しのまぜ二郎」はこちらのお店の素材の味わいをガッツリ濃縮してスープを作るというコンセプトそのもので、ジャンキーながらも筋の通った味わい。
ガッツリ生姜の風味が効いた姜葱醤と煮干しそのものをペースト状にしたタレにしっかりと混ぜて食べるオーション麺も特徴的にでボリューム感満点であった。
限定メニューなので次いつ出てくるかわからないが、出てきた際には改めて食べてみたいと思わせるようなまぜ蕎麦であった。
一方の「ハラペーニョの和え玉」もかなり特徴的な味わい。
しっかりとハラペーニョの辛さや風味を感じさせつつも、醤油ダレをブレンドすることでただ辛いだけでなく旨味や甘味も感じさせる味わいに仕上がっており、辛いものが苦手だと少々辛いかも知れないが、これはこれで美味しく頂ける。
こちらのお店はその日のメニューをツイッターでお知らせしているので、食べてみたいメニューがある日に足を運ぶのがオススメ。
時々こちらの想像を超えたラーメンを提供してくれるので、定番メニューを食べつくした後はそのようなマニア向けメニューを楽しむのもアリかも知れない。

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