昇龍蓬莱 生酛純吟 うすにごり酒 純米吟醸



購入場所 高島屋(こちらから購入可能
購入日 2022年08月04日
購入金額(税込み) 1650円
テイスティング日 2022年08月04日

日本酒データ:

地域 神奈川県
タイプ 純米吟醸
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★

コメント:
久しぶりにこちらの酒屋を巡回しているときに、「辛口師匠、勘弁して下さいよ。きもと純米吟醸 限定品」と、キャッチーなフレーズが書かれたこちらの日本酒がたまたま目に入った。
このキャッチーなフレーズと地元神奈川の日本酒なので久しぶりに飲んでみることにした。
色はうす濁りということで、ガッツリ濁っているわけではなく文字通りうす濁りで、薄く作ったカルピスソーダを連想させる。
粘度はほどほどで、グラスの縁に若干涙が出るかどうかというニュアンス。
香りはフレッシュで爽やか。
ジューシーでありながらしつこくはない甘味とフレッシュで爽やかな酸、熟したパパイヤのような香りが日本酒であることを忘れさせてくれる。
味わいはかなりライトでシャープ。
香りから感じられるジューシーな甘味はほぼなく、スッキリとした味わいをベースに米の旨味を感じられる。
中盤からはしっかりとした酸の風味が程よい日本酒感と共に主張し、程よいボディー感を出しながらもシャープさを保った味わいになる。
余韻のキレもかなりシャープでキリっとした酸を感じられる。
甘味を感じるジューシーな香りと酸を感じるキレのあるスッキリシャープな味わいのギャップが印象的なうすにごり酒。
<アルコール度数14%>


この日はシンプルに鰻丼と合わせた。
ただ、この日本酒は飲むまでは甘味がそれなりにありジューシー系の味わいと思っていたのだが、結果としては全く正反対。
実際にうなぎと合わせる前に「うなぎの甘いタレと合うのか」と心配になった。
鰻丼は濃厚でしっかりとした甘味のあるタレとうなぎの脂がスムーズにマッチし、そこに山椒のピリ辛感がアクセントを加える。
予想通りの味わいと日本酒の相性だが、思ったほど悪くない。
むしろ、うなぎと合わせることで日本酒の僅かな甘味が強調され、日本酒全体の味わいが増すような感じもしなくはない。
結果としては思っていたほど相性は悪くなく、違和感なくスムーズにマッチした。
日本酒単体だと若干シャープさが優っている印象もあるので、今回のような鰻丼やざる蕎麦のようなシンプルかつそれなりにしっかりとした味わいの料理と合わせるのが良いかもしれない。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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