購入場所：タカムラ 実店舗
購入金額：3980円
コメント：
大阪にあるタカムラの実店舗に行った時に、店員さんにオススメを聞いたら教えてくれたワイン。
4000円というそれなりの値段ではあったが、「杭一本隔てて、向こう側はムートンの畑」と言うウリ文句に一発KOで購入を決定。
色は軽く赤紫が入った輝きのある朱色。
輝きと同時にしっかりとした濃さもある。
香りはとても上品で、プラムやブラックベリーの果実感が力強く香る。
その中に、コーヒーや僅かに樽のニュアンスも感じ取れとてもバランスの良い香り。
その他に、僅かに土のような熟成香も感じられ、香りからもとても力強い仕上がりが感じ取れる。
味わいは濃厚。
力強く濃厚、そして豊かな果実感が一口目から口の中に溢れる。
その濃厚な中でも、一番最初に感じるのがカシスの爽やかさ。
その後にプラムやダークチェリーの豊かな果実感が続き、複雑な果実味を感じる。
力強さ、甘さ、キレ、全てのバランスが良い。
酸味は一口目にカシスの爽やかな酸味が飛び込んでくる。
若干強めのような気もするが、抜栓1時間＋とても力強い仕上がりなので、もう少し置けば穏やかになるのかもしれない。
インパクトこそあれど余韻に変に引っ張るようなことはなく、納得の味わい。
渋みはカベルネのしっかりとしたボディーのある渋みを中盤から感じる。
程よい強さで肉料理に合いそうな感じ。
余韻までしっかりと主張し、全体にパワフル感を感じる。
気になるザラつき感も全く無く、とても上手く仕上げている。
香りは完全にボルドーの上質な左岸を思わせる。
ただ、口に含んだ瞬間は果実感と酸味が先行するので、ひょっとすると右岸かもと思うが、渋みでカベルネ主体だと分かる。
余韻の樽由来の柔らかなロースト香とチョコレートの風味が心地良く、それなりの価格ながら納得のいく味わいに仕上げられている。
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