Le Marquis de Beau Rond 2019(マルキ ド ボーラン)



購入場所 Y’NSトウキョー(こちらから購入可能
購入日 2021年09月15日
購入金額(税込み) 979円
テイスティング日 2022年06月14日

ワインデータ:

国名 フランス
地域 ラングドック・ルーション
地区 N/A
ヴィンテージ 2019年
ブドウ品種 シラー、グルナッシュ

コメント:
以前、ネットでまとめ買いをしている時にグルナッシュとシラーを使った2019ヴィンテージのフランスのロゼ、かつ1000円以下ということで試しに買ってみたもの。
色はロゼなのでピンク系の色合いはあるが、どちらかというとオレンジのニュアンスが強く感じられる。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁をゆったりと脚を出しながら落ちていく。
香りは柔らかいながらも、その中からピンクグレープフルーツのようなフレッシュな柑橘系の香りと若々しいピーチや杏のような甘味を感じられる。
味わいは思ったよりも白ワインに近い印象。
比較的トロっとした口当たりと共にしっかりと熟したピンクグレープフルーツをぎゅっと凝縮したようなジューシーな甘味と程よい酸が口一杯に広がる。
中盤でもそのしっかりとした酸味を感じられ、複雑な味わいというよりはストレートに柑橘系の酸味と甘味を感じられる。
余韻には程よい甘味に加えて、心なしかシラー由来のスパイスのニュアンスがしばらく口の中に残る。
ピンクグレープフルーツを思わせるフレッシュな果実感が強めに感じられるキーンと冷やして楽しみたい上質な口当たりのフランスのロゼ。
<アルコール度数13%>

インプレッション:

外観 清澄度 輝いている
色の濃淡 中庸
粘度の高さ 脚が出来る
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 オレンジピンク

香り 強さ ほどほど
果実感 グレープフルーツ、あんず
みかんの花
化学臭 ミネラル感
味わい アタック 心地よい
甘辛度 やや甘口
酸味 適度な
タンニン 少ない
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★★
コスパ ★★★★☆
総評 ★★★★


この日は合わせる料理がチキンの照り焼き味噌仕立てと崎陽軒のシウマイということで、本来的には日本酒が間違いなくベストマッチなのだが、なんとなくワインが飲みたくて在庫を探してみたところシラーを使ったロゼがあったのでこちらでチャレンジしてみた。
チキンの照り焼き味噌仕立ては、味噌ベースのタレで味を整えたのだが、意外と鶏肉の風味が優っておりそこまでガッツリと和の雰囲気は出ていない。
それもあってか、ロゼワインとの相性はなかなかのもの。
食材によってはロゼの独特の苦味が強調されてしまうこともあるが、全くそんなこともなく何の違和感もなくマッチ。
シラーを使ったロゼということで、鶏肉に軽く胡椒をかけて合わせてみたが、胡椒のスパイス感とロゼの甘味がそれぞれお互いを引き立てるなかなかの味わい。
崎陽軒のシウマイは言わずと知れた神奈川のソウルフード。
豚肉や貝柱などをふんだんに使い、既製品かつ購入しやすい金額であることを考慮するとダントツの旨さ。
とは言え、ワインと合わせる食材としては少々くせがあるが魚介のエグみも強調されず、バランスよくマッチする。
料理とのコンビネーションでは若干苦戦するかと思ったが、意外と懐の深いロゼであった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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