購入場所 | キッショウセレクト(こちらから購入可能) |
購入日 | 2022年04月22日 |
購入金額(税込み) | 1800円 |
テイスティング日 | 2022年05月18日 |
日本酒データ:
地域 | 秋田県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 酒こまち |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
毎度お馴染みの巡回前で色々見ているとこの時期限定の山本のスパークリングがワゴンで出されていたので購入。
ボトルには「瓶内二次発酵で発生した炭酸ガスが充満しておりますので、開封の際はご注意ください」と記載がるのだが、文字通り本当に注意が必要。
前回飲んだ時は5分かけて開栓したが、今回はよく冷やして揺すらずに保管しておいたこともありすんなりと開栓できた。
グラスに注ぐと豊かな泡がまるでスパークリングワインのように沸き出る。
ただ、スパークリングワインと違い少し濁った色合いとなる。
また、グラスに注いだ後も断続的に細かな泡がしっかりと湧き出ており、微発泡系の日本酒とは明らかに異なる。
粘度はそこそこあり、グラスに脚が出る。
香りは山本らしく、日本酒感は残しつつも程よい酸とジューシーな甘味を柔らかく感じられる爽やかでスッキリとした香りが印象的。
アタックは甘味と程よい酸、そしてスパークリングらしい泡の刺激が口一杯に広がる。
中盤は日本酒らしい米の旨味を感じられるものの、爽やかで細やかな刺激的な泡も影響してか思ったよりもスッキリとした味わい。
そして余韻は若干米の旨味・甘味が感じられるものの比較的キレがありスッキリとしている。
日本酒の味わいとを瓶内二次発酵の泡とバランスよくブレンドさせているガッツリ冷やして飲みたい泡酒。
<アルコール度数14%>
この日は珍しく料理を実際に食べてから合わせるお酒を考えてみた。
と言うのも、キャベツの豚肉巻きのトマトオリーブオイル添えと焼き長芋の明太子ソースマリアー添えという和とも洋とも言えないラインナップで、実際に食べてみるとますます悩ましくなった。
キャベツの豚肉巻きは白ワインが合いそうだが明太子は間違いなくNG、逆に明太子と日本酒の相性は問題ないが、オリーブオイルと日本酒の相性が想像つかずに悩んでいたときに「スパークリング日本酒」があることに気づきこちらでチャレンジ。
キャベツの豚肉巻きのトマトオリーブオイル添えはオリーブオイルの味わいと豚肉の風味がやはり白ワインよりの印象。
ただ、今回の山本はスパークリングということもあって、オリーブオイルの風味と日本酒の味わいの橋渡し役を泡の刺激がしてくれることもあり、予想通り相性はとても良い。
焼き長芋の明太子ソース添えはシャキシャキな食感を味わう長芋と、その濃厚で刺激的な味そのものを楽しむ明太子の組み合わせがなかなかのもの。
生魚卵系と日本酒の相性は全く問題なく、さらに明太子の辛味を泡が優しく中和してくれることもあり、こちらの相性も抜群。
今回は難しい料理たちではあったが、逆に狙い通りに料理とお酒をマッチさせることが出来た。
<マリアージュ指数:5ばっちりマリアージュ>
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