購入場所:Washington Wine & Liquor
購入金額:$14.99(約1300円)
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ワシントンD.C.に観光に行った際、街中を歩き回って見つけたワインショップで購入したもの。
日本でいうところの東京丸の内的な感じで、ニューヨークやサンフランシスコなら24時間営業しているドラッグストアも週末の夕方になると閉店するような状況。
そんな中、フラフラ歩いていたら偶然見つけたのがWashington Wine & Liquor.
店内には所せましとカリフォルニアワインが置かれている。
もちろん、フランスやイタリア、ニューワールドのものもあるが、圧倒的にコストパフォーマンスが良いのはやはりアメリカワイン。
という事で、ホテルで飲むために買った2本のうちの1本がこのワイン。
色はかなり濃い朱色と赤の中間的な色。
濃くも深みのある色は、同時に輝きもある。
通常のメルローよりも強めに黒がかった感じの色で、カベルネ的な要素も感じられる。
香りはとてもフルーティーで、グラスからその香りが周囲に広がる。
バランス的には果実の甘さが全面に出てくるような感じの香り。しばらくすると、この甘さに加えて酸っぱさと少し鼻に感じるアルコール臭を感じる。
トータル的にはカベルネの黒い果実感も感じる力強い仕上がり。
口に含むと、想像通りとても濃厚なボリューム感溢れる果実のパンチを感じる。
一言でいえば、「甘ったるさは無いが、十分な甘みのある仕上がり」と言った感じ。
最初はプラムの甘い果実感を感じるが、中盤から終盤にかけてはカベルネ的なカシスの酸味を伴う果実感を感じる。
アメリカらしくパンチはあるが、単なる濃さ・果実感ではなく、上品にまとめている。
若いビンテージの割には酸味も抑えられており、感じる酸味も角がなく良い仕上がり。
メルロー主体の割にはしっかりとした酸味も感じ、面白いバランス。
若干のスパイス的な要素もある。抜栓直後と言う事もあり、若干トゲトゲしさを感じるが、許容範囲内。
渋みもメルローだけあって、キツさは抑えられている。
ただ、余韻とともにしっかりとした渋みを感じる。
カベルネのようなガツンとボディーのある渋みではなく、丸く落ち着きのある中にもボディーのある渋みに仕上げている。
日本では通販で3000円強のものが、ワシントンの酒屋で16.99。それがさらに値引きで14.99で購入出来た。
円高の影響もあり、実質1300円程度で購入。
この濃厚さとパワーで1300円なら間違いなくお買い得。
ただ、3000円と言われるとちょっと考えてしまう値段である事は確か。
アメリカらしい仕上がりなので、濃いめのストレートなものをのみたい時にはオススメ。
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