購入場所 | こちらから購入可能 |
購入日 | 2021年12月04日 |
購入金額(税込み) | 3300円(一升瓶) |
テイスティング日 | 2021年12月14日 |
日本酒データ:
地域 | 佐賀県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 佐賀の華、山田錦 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
年末年始用の日本酒をまとめ買いしようといつものネット通販サイトを徘徊していた時にたまたま見つけたもの。
一升瓶ではあるが、珍しいオレンジラベルということと、年末年始用という魔法の言葉で脳みそを麻痺させてポチ。
と言ったものの、購入してから2週間もせずに抜栓。
鍋島生酒シリーズによくみられる「開栓時に栓が飛ぶことがある」と記載されたPOPがボトルにぶらされられているタイプ。
色はほぼクリアで細かな気泡が僅かにグラスの内側につく。
粘度はほどほどでグラスの縁に少し脚を出すようなイメージ。
香りは冷涼なイメージを感じさせつつも吟醸酒らしいしっかりとした熟した果実のような豊かな甘味のニュアンスを感じられる。
また、フレッシュな酸を思わせる香りも感じられ、全体的に落ち着きを感じさせる上品な香りに仕上がっている。
口当たりはとても柔らかく、豊かなで上質な果実を思わせるような甘味をアタックで感じられる。
その後に米のしっかりとした旨味とフレッシュな酸を感じられることで、全体的にボリューム感があるもののそこまでしつこくない味わいになっている。
また余韻は比較的シャープ、加えてフレッシュな酸が軽く舌先に刺激することもあり、キレは良い。
生酒らしいフレッシュな味わいや五百万石の淡麗さを感じさせつつもしっかりとたボリューム感も引き出している鍋島らしい上質で飲みやすい純米吟醸酒。
<アルコール度数16%>
この日は砂肝の串焼きと大根と鶏肉を使った鍋と合わせてみた。
砂肝の串焼きはシンプルに焼いた砂肝にごま油と刻みネギを使った塩ダレで仕上げた。
焼き鳥屋さんで食べるような砂肝の串焼きとはちょっと違うが、ごま油の効いた塩ダレと爽やかなレモンの酸っぱさが新鮮。
一見すると日本酒と合わなそうなイメージだが、不思議なことにレモンの酸味もごま油の味わいも全く干渉せずに相性は悪くない。
鍋もとてもシンプルで、北海道で買った日高昆布と鰹節からとったダシに大根と鶏肉を入れたシンプルな味付け。
シンプルながらそれぞれの素材からとったダシがしっかりと凝縮されていることもあってか、想像以上に濃厚な味わい。
この味わいともしっかりとマッチし、ダシの旨味や甘味をよりはっきりと感じる。
お酒単体で単体で楽しんでも十分美味しいのだが、「ザ・和食」のメニューにドンピシャの食中酒であった。
<マリアージュ指数:5ばっちりマリアージュ>
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