Falernia Reserva Carmenere 2016（ヴィーニャ　ファレルニア）

ワインデータ：

コメント：

アメリカンオーク新樽100%での12か月熟成、かつカルメネールを使ったワインということでどれだけ濃厚でがっつりした味わいのワインなのか気になって購入したもの。
色はしっかりとした濃いめの赤紫色で深みがある。
粘度はしっかりあり、グラスの縁にしっかりとした脚が出る。
香りは非常に濃厚で、グラスに注ぐと同時にあたりには豊潤で濃厚な香織が広がる。
バニラやオーク、香辛料の香りが前面に出てきており、果実感は比較的なりを潜めているという印象。
強いて言えば、よく熟したブラックチェリーや干したレーズンなど、しっかりと凝縮された果実感というような雰囲気。
口に含むと香りから感じたままの濃厚な味わいが広がる。
チェリー系の甘みがしっかりと凝縮され、そこに優しい酸味が加わっている。
中盤からは柔らかい酸味と渋みがアクセントを加えてくる。
そして余韻には樽香由来のバニラの風味がほどよく残り、香り豊かに締めくくられる。
ガッツリとインパクトのある味わいというよりはじわじわと濃厚な味わいが口の中に広がってくようなタイプ。
値段は若干高めではあるが、樽香が好きな人にはたまらないワインであることは間違いない。

インプレッション：

この日は夕食を既に済ませていることもあり、定番のドライフルーツ入りのナッツとポテトチックスと合わせてみた。
ドライフルーツの濃厚な甘みがワインの濃厚な味わいとそれなりにマッチする。
ただ、お互いが濃厚なだけに、完璧なマッチというよりは悪くない組み合わせという印象で、若干それぞれの濃厚な甘みを平凡なものにしているような印象もなくはない。