日本のあわ　甲州&シャルドネ NV（シャトーメルシャン）

ワインデータ：

コメント：

こちらは山梨県滞在時に毎度の「山梨縛り」で購入したもの。
立ち寄ったマックスバリューで色々探していると、商品入れ替えで30%オフになっていたので試してみることにした。
定価だと税込みで2200円程度とそれなりのお値段であったが、今回は1500円少々で買えた。
スパークリング用のグラスを常備していないので仕方なく白ワイン用のグラスでテイスティング。
色合いはとてもキレイで鮮やかなグリーンイエロー。
粘度はそこまで高くないが、グラスの縁に少し涙が出るようなレベル。
泡はグラスに注いだ直後は細やかなでボリューム感を感じさせるが、そのあとは少し物足りなさを感じる。
が、グラスがスパークリング用ではないので致し方なし。
一方の香りはグラスに注いだ直後から周囲に豊かに広がる。
若干青臭さを感じるような香りは、ジューシーや果実感豊かという香りとは少し方向性が異なる。
まだ若い洋ナシやパパイヤのようなニュアンスに、わずかにレモン等の酸味を伴う柑橘系の香りがするようなイメージ。
口当たりは非常に柔らかい。
最初は何か元足りないようなイメージさえあるアタックだが、とても柔らかくシルキーな口当たりの泡と、フレッシュな酸味、ジューシーな果実感がじわじわとその姿を現す。
余韻もキレがよく、爽やかな酸味とともに、最後にはわずかにはちみつのようなニュアンスとわずかに樽香を感じさせる。
酸味や甘味がとても繊細で、その繊細さとマッチするとてもシルキーな泡も印象的な上品で軽快な泡。

インプレッション：

この日は以前知人から頂いた神戸の「トアロードデリカテッセン」のレバーパテと合わせた。
こちらのレバーパテはお気に入りで常にストックしてあり味わいも良く知っているのだが、正直、この泡を飲んだ瞬間に「相性は悪い」と思った。
が、用意してしまったので食べてみることにした。
結果、予想通りに相性はいまいち。
普通に購入するレバーパテ自体そもそも味わいが濃厚なのだが、こちらのレバーパテは様々な香辛料がたっぷりと入っており、通常のレバーパテよりもさらに濃厚な味わい。
レバーパテの濃厚な味わいと香辛料の風味が泡の味わいを完全に飲んでしまっている。
この泡はとても繊細な味わいなので、間違いなく塩で頂く天ぷらのような料理にはあう泡であった。