山本 秋田ロイヤルストレートフラッシュ 純米大吟醸



購入場所 キッショウセレクト(こちらから購入可能
購入日 2020年07月03日
購入金額(税込み) 2500円
テイスティング日 2020年07月19日

日本酒データ:

地域 秋田県
タイプ 純米大吟醸
使用米種 改良信交、美山錦、吟の精、三郷錦、秋田酒こまち
好み度(MAX五つ星) ☆☆☆☆

コメント:

毎度のこちらの店舗に行った際に新規入荷状況を確認していると、またまた山本の入手難な日本酒がしれっと陳列されていたので購入した。
こちらの日本酒は原料米と酵母にそれぞれ秋田県産のものを5種類ずつ使用しているという、なかなか面白いタイプの日本酒。
名前を見て「なるほど」と思ったが、さらにこだわっているのが「ハート」を使っているところとのこと。
ボトルには「昨年は搾ったら直ぐに出荷しようと、事前にハートのラベルと箱を用意していましたが、絞った酒が全然ハートっぽくなかったので、急遽ダイヤで作り直した」との記載が。
今年は「ハートな味わい」になったようで、それがどういうものかを想像しながら頂くことにした。
色はほぼ透明、クリアでサラサラとしたような印象。
粘度もそれほど高いという感じはせず、グラスの縁をスッと落ちていく感じ。
香りだが、非常に華やかで香り高く、グラスをスワリングしただけで辺りに香りが漂う。
香りは非常に複雑で、米の甘味や熟した果実の甘味、まだ若々しいメロンのような香りなどを感じるが、どの香りもフレッシュで非常にジューシー。
口に含むと、とても丸みのある柔らかい甘味が最初に広がる。
その甘味が口の中で厚みのある米の旨味の印象へと変わり、それとともにボリューム感を増していく。
そして最後はそれまでの旨味と甘味をスッと洗い流す程度の軽い酸味も感じられる。
使っている米の種類がとても多く、つかみどころのない味わいなのかと思っていたが、しっかりとした旨味・甘味の中に丸みを感じられるような味わいに統一されており、これが「ハートの味わい」なのかと勝手に解釈してみた。
しっかりとした日本酒感はあるのだが、それがガツガツした感じではなく、また熟したメロンのような味わいも感じられ、日本酒を飲み慣れない人でも楽しめる味わい。


この日はナス焼きや野菜の豚肉巻きなど、和風系の料理と合わせてみた。
日本酒の味わいはそれなりに強いので、鰹節と醤油とワサビで頂くシンプルな味わいのナス焼きとは全く問題無い相性。
豚肉の野菜巻きは塩コショウだけで味付けしたものをレンチンしているので、こちらも豚肉の脂以外は比較的ヘルシーな味わい。
この料理ともお互いを邪魔せずにしっかりとマッチした。
純和風の味わいにもちょっとひねった料理にも幅広くマッチしそうな感じであった。

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