Baron Maxime Chardonnay 2023（バロン　マキシム）

ワインデータ：

コメント：
コストコでワインを見ている時に通常価格888円からさらに180円割引の698円で販売されているこちらのワインを発見。
フランスのシャルドネ、かつかなり安いものということであまり期待できないスペックとは思いつつも、それにしても698円は安いので試しに購入してみたもの。
色は比較的濃いめで輝きのあるはっきりとしたグリーンイエロー。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁には脚が出る。
香りはシャルドネにしては冷涼でハーブ感のあるイメージではあるが、しっかりとした果実感も感じられる。
よく熟したパイナップルやパッションフルーツのような香りとともにしっかりとしたミネラル感、そしてわずかにバジルのようなハーブのニュアンスも見え隠れ。
味わいは思っていたよりも濃厚。
アタックはフレッシュでしっかりとした甘味と程よい酸を伴うもので、熟したパイナップルを凝縮したようなイメージ。
中盤にはその味わいに厚みが増し、想像していた以上にボリューム感がある味わい。
苦みはほぼなく、余韻には甘味がしばらく口の中に残る。
700円という激安価格で売られていたワインだが、この味わいであればかなりコスパは高いという印象。
甘すぎず程よい酸のある濃厚な果実感の味わいをリーズナブルにテーブルワインとして楽しめるフランスのコスパシャルドネ。
＜アルコール度数13%＞

インプレッション：

この日はシンプルに鶏肉のソテーを自家製ハラペーニョソースで仕上げたものと合わせてみた。
事前にハラペーニョソースを味見してみたが、まあさすがに辛い。
ということで、白ワインでも甘味の強いものや樽香の強いものを酒、ドライ系のシンプルな味わいのものと合わせてみようと思いこちらのワインを思いついた。
しっかりと時間をかけて焼き上げた鶏肉の皮は香ばしくカリカリに仕上がっており、塩コショウのみの味付けということもあって鶏肉の旨味をしっかりと感じられるもの。
ワインとの相性はばっちりで、むしろ果実の甘味が余計にしっかりと感じられる気がしなくもない。
ハラペーニョソースを少しだけ絡めてみるが、生ハラペーニョを使って作ったソースの存在感はなかなかのもの。
舌先をビリビリと刺激する辛さが食欲をそそるが、その味わいに負けずに豊かなな甘味と酸味を楽しませてくれる。
食事に合わせてもよし、ワインだけで楽しんでもよしのコスパワインであった。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞