写楽 おりがらみ 弐 純米吟醸



購入場所
購入日 2024年12月25日
購入金額(税込み) 3941円(一升瓶)
テイスティング日 2024年12月29日

日本酒データ:

地域 福島県
タイプ 純米吟醸
使用米種 非公開
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
年末年始用に飲む日本酒を良く買う通販サイトで探している時に発見したもののうちの一本。
こちらの銘柄はすきなもののあまり売っているのを見かけることはなく、かつ、おりがらみはあまり見かけないこともあり速攻購入。
おりがらみということで色はうす濁り。
うす濁りの中でも比較的しっかりとした濁りを感じられるもの。
粘度はあまりなく、グラスの縁をスッと落ちていく感じ。
香りはほどほどで、おりがらみということで澱の独特の香りが感じられ、その奥にはライチのような甘いニュアンスも感じられる。
穀類の香りはほぼなく、柔らかくも過度にジューシーな香りではなく、上品でバランスが良い。
口当たりは柔らかく、おりの風味がほんのりと口に中に広がりつつも米の豊かな甘味がアタックで感じられる。
抜栓直後ということもあって、中盤にはわずかに炭酸由来の泡のような刺激も感じられる。
余韻は軽やかで、程よい印象を口の中に残してスッと消えていく。
写楽というとそれなりにジューシーで濃厚な味わいという印象であったが、こちらは上品な甘味とわずかな発泡感をおりの風味と共に味わえる新酒らしい軽快な飲み口の季節限定酒であった。
<アルコール度数16%、精米歩合50%>


この日は魚市場で直接仕入れた生のマグロといくらの塩漬け、そして毎度の北海道野付産のホタテと共に頂いた。
やはり生マグロは赤身でもその味わいと脂感は濃厚。
大トロに至っては身がとろけるような食感に加え、しっかりとした脂の味わいを存分に楽しめるもの。
それなりに主張の強い素材ではあるが、その味わいに正面から向かうことなく優しく寄り添うような感じでマッチする。
毎度おなじみの野付産ホタテは甘味がたっぷりだが、こちらともぶつかることなくマッチする。
そしていくらの塩漬けだが、一般的に売られている醤油漬けとは違い、いくら本来の味をしっかりと感じられるもの。
それもあり、いくら独特の生臭さも強めに感じられるのだが、流石にこの味わいまでは折り合いをつけられない。
そして最後は一番味が濃そうな奈良漬けとも合わせてみた。
こちらは京都で購入した「田中長奈良店」の奈良漬け。
購入してからそれなりに時間が経っていることもあってか、アルコール感はなかなかしっかりと感じられる濃厚な味わいに仕上がっている。
ご飯に合わせて頂いたら無限に食べられそうな味わいの奈良漬けだが、酒粕を使っていることもあり日本酒との相性はばっちり。
様々な食材と合わせてみたが、いずれの食材ともそれなりにマッチする印象。
お酒そのものがガッツリ主張するタイプではないこともあってか、お酒だけでも食事と合わせても楽しめるマルチな日本酒という印象。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>

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