購入場所 | 蔵元直売所 |
購入日 | 2024年07月05日 |
購入金額(税込み) | 2420円 |
テイスティング日 | 2024年10月12日 |
日本酒データ:
地域 | 長野県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 山恵錦 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★★ |
コメント:
最近は長野方面に行く際に必ず立ち寄るようにしているこちらの蔵元で購入したもののうちの一本。
色はにごりということで当然のことながら白く濁っている。
少し薄目のカルピスという感じで、今回は活性タイプなので軽く発泡していることもありカルピスサワーのようなイメージ。
粘度はそこまでなく、グラスの縁に涙が出るかどうかといったところ。
香りはしっかりとした吟醸香を感じられるタイプ。
その吟醸香は完熟メロンをぎゅっと凝縮したようなとても分かりやすく日本酒の香りが苦手な人でも間違いなく良い香りというもの。
それもあり、日本酒感やアルコール感、穀類のニュアンスはほぼ感じられない。
口に含むと豊かな泡が柔らかく口一杯に広がり、その泡はとてもシルキー。
味わいもにごりらしくとても優しく、米の甘味をしっかりと感じられるもの。
その果実を思わせるジューシーな味わいは香り同様に日本酒が苦手な人でも全く抵抗なく受け入れられる。
余韻は味わいで感じたほどではなく、思いのほかスッキリ。
シルキーな泡の刺激と甘味豊かな米の風味を楽しめる日本酒であって日本酒でない味わいの季節限定酒。
<アルコール度数15%、精米歩合50%>
この日毎度の北海道・野付産のホタテと沖縄県・宮古島の宮古牛のローストビーフと合わせてみた。
気付けば食材は日本の最北端と最南端、そして日本酒は日本のほぼ中心の長野県産と、なんとも不思議な組み合わせ。
野付産のホタテは冷凍の割にはしっかりとした貝柱の食感と甘味が楽しめる安定の食材。
その甘味にしっかりとマッチし、海産物特有の臭みは泡がキレイに洗い流してくれる。
一方の宮古牛はかなりワイルドな味わい。
赤身ということもあってか、ローストビーフで仕上げるもなかなかの食感。
ただ、肉の旨味はぎゅっと閉じ込められており、ソースなしのワサビだけでも肉の旨味だけで美味しく楽しめる。
牛肉との相性もよく、特に脂感の少ない赤身の肉ということもあってか、日本酒の味わいがしっかりと活きていた。
それなりにはっきりとした味わいの日本酒ではあるが、発泡タイプ、かつ甘味をしっかりと感じられる味わいということもあってか、料理との相性の幅は広そう。
今回は牛肉と刺身と合わせたが、個人的には塩で頂く天ぷらとも合わせてみたい気もする。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
Leave a Reply