千里香 (2023/04)


名前千里香

場所:〒110-0005 東京都台東区上野4-26 上野西田ビル B1F
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR各線 御徒町駅 徒歩3分

営業時間:11:00~24:00 無休

また行きたい度:=☆☆☆=名物の電動串焼き機で頂く香辛料たっぷりの串焼き料理や様々な一品中華などを楽しめる異国情緒満載の中国人のための本格家庭中華の店

外部リンク千里香の食べログへのリンク

備忘録

(2023/07/09記載)
2023年4月上旬の平日の夕食として訪問。
こちらのお店は1年程前に知人の中国人に「中国人好みのディープな中華料理の店を紹介してあげる」ということでその知人に連れて行ってもら建ったことはあるのだがその時は写真が取れずレビュー断念。
今回またその知人とこちらの店に行く機会があったので、今回はしっかりと写真を撮ってレビューをすることにした。

<お店の場所はどこ?>
場所はJR山手線・京浜東北線の御徒町駅からほど近いところにある。
ただ、御徒町の駅は上野よりの北口から出ないとそれなりに距離があるので要注意。
北口改札を出たら線路を右手に見て駅を出る。
目の前の交差点を渡ると線路沿いにアメ横があるがそこには行かず道路沿いに左折する。
30メートルほど進み、右手に吉野家が見えた先の路地を右折、20メートルほど進んだ右手にお店がある。
店舗は地下にあるため地上からはあまりわからないが、ビルの壁や入口に「千里香」と書かれた黄色地の看板があるのでそれが目印。


こちらが店舗外観。
外観と言っても店舗は地下にあるので地上階にあるのは黄色地に赤で書かれた「千里香」の看板のみ。


その看板に従って階段を下りていくが、この時点で何となくディープな場所に向かっている感じがする。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は事前に予約をして向かったが、金曜日の18時半ということで80席程度のキャパの店内は既に7割くらいが埋まっている状況。
我々は予約をしての来店だったのですぐに通されたが、後続で予約無しの飛び込みは待ちとなっていた。
人気店のようなので夕食で利用する際には予約をしておくのがオススメ。
なお店内は全ての席が4名掛けのボックス席か半個室的のようなアレンジになっており意外とゆったりと食事をすることが出来る。
が、客層は半数以上が中国人、スタッフの方もマジョリティーが中国人という、異国の地に足を踏み入れた錯覚に陥る。


こちらが店内の雰囲気。
清潔感もあり全ての座席がボックス席という、お手軽中華料理の店にしては比較的ゆったりと食事をすることが出来る雰囲気。


なお、ボックス席には串焼き用の炭を載せる場所と「自動串焼き機」を置くスペースが確保されている。

<オススメのメニューは?>
前回と同様に今回も知人にオーダーは全て任せてしまったのだが、こちらのお店は串メニューが人気のよう。
様々な肉・部位の串焼きをオーダーするとテーブルの上に炭と自動串焼き機をセットしてもらえるので、それを使ってセルフサービスで焼き上げるスタイル。
もちろん一品料理も辛いものや日本ではあまり馴染みのない食材など多数あるのだが、ある程度メニューを知らないと一つ一つ見ているとかなり時間がかかりそうな感じではあった。
今回は串焼きから「千里香特別味串(220円)」、「マーボー羊カルビ(220円)」、「牛ハツモト(250円)」、「牛筋(200円)」などをセレクト。
一品料理からは「じゃがいもの千切り炒め(880円)」、「豚バラ肉の魚風味炒め(1200円)」、「5種類のスパイス豚肉炒め(1300円)」、「クミン牛ハツモト炒め(1500円)」、「四川風鶏肉の麻辣揚げ(1200円)」などをセレクトした。


以前は紙のメニューから注文出来たが、タブレット端末からのオーダーに進化していた。
基本的にはこちらからのオーダーとなる。
なお、串焼きについては初回注文は1種類2本以上、トータル10本以上のオーダーとなるよう。

オーダーしてから待つこと5分程度で飲み物と串焼き機および炭が運ばれてきた。


こちらが串焼きでオーダーしたもの。
ドサッと山盛りになって提供されるので、それをセルフサービスで自動串焼き機に乗せる。


こちらの自動串焼き機がかなりのアイディア商品。
枠に入れられた切れ込みに串を落とし、串に付いている歯車状のものを自動串焼き機の溝に合わせておくと枠が左右に動いていい感じで串を回転させてくれる。
これでわざわざ手で串を返さなくても全面こんがり焼きあがるという、究極のおサボりアイテム。


自動串焼き機に串をセットして待っているとまず提供されたのが「豚バラ肉の魚風味炒め」。
こちらは甘味が効いたタレに唐辛子のピリ辛感という相反する味わいを豚バラ肉の千切りと共に味わえる。
そこまで辛くないのでついつい箸が進んでしまう。


続いて提供されたのが「クミン牛ハツモト炒め」。
ハツは焼肉とかでもおなじみの食材だが、それを一口大にカットして程よい辛みを感じる豆板醤やクミンなど合わせて炒めたもの。
こちらもそこまで辛くないが、焼肉とは異なりそこまでガッツリと焼き上げていないのでハツの独特の食感は好みが分かれるところ。


こちらは「じゃがいもの千切り炒め」。
知人曰く、典型的な中国の家庭料理ということで、細く千切りにされたシャキシャキのジャガイモの食感についつい箸が進む。
こちらの料理は辛みはかなり弱め。


そしてガッツリ肉料理ということでオーダーしたのが「5種類のスパイス豚肉炒め」。
見ての通り豚のスペアリブを中華風香辛料でガッツリと味付けし、千切りにした唐辛子と共に炒めたもの。
程よいスパイス感はあるのだが、こちらもそこまで辛くなく、むしろ豚肉のジューシーな味わいでビールがついつい進んでしまう。


そして最後にオーダーしたのが「四川風鶏肉の麻辣揚げ」。
最後ぐらいちょっとパンチのあるものを、といったところオーダーしてくれたのがこちらの料理。
言ってみれば骨付き鶏唐揚げのスパイシー中華風味、と言ったところ。
だが、その辛さはなかなかのもの。
赤唐辛子に加えて青唐辛子も使ってあり、更には花椒と唐辛子を使った麻辣味になっており、唐辛子の辛さと麻辣の痺れのダブルパンチ。
かなり辛く、しばらく食べ続けているとジワジワ汗をかくほどではあるのだが、なぜかついつい食べ進めてしまう不思議な魅了のある料理。
ピーナッツに麻辣味のペースト部分を付けて頂くと、ビールがいくらでも飲めてしまう。

<まとめ>
今回は3名で一品料理を5皿、串ものを6本ずつ、ビールやソフトドリンクを2~3杯程度飲んで1名あたり5000円程度であった。
串ものは1本あたりそこまでのボリューム感は無いが、一品料理は3名でつまんで丁度良いボリューム感でしっかり満腹になるであった。
本格家庭中華ということであまり日本人向けにアレンジされておらず、いずれの料理もワイルドかつ辛味がそこそこ効いているので、普段食べている中華とはちょっと違ったネイティブ向けの料理を味わいたいときにはオススメ。
また、こちらのお店のは何といっても自動串焼き機を使った串ものが特徴的。
提供された串をこちらの機械にセッティングしておけば自動で全面こんがりと焼きあがる究極のおサボりアイテム。
可愛らしく動く串を見ながら中国人が多数を占める店内で本格家庭中華とビールをつまんで待つスタイルで料理を目と舌で味わえる異国の地に足を踏み入れた錯覚に陥るお店であった。

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千里香中華料理 / 上野御徒町駅上野広小路駅御徒町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3

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