新政　No6 X-Type　生酒　純米

日本酒データ：

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言わずとしれたこちらの酒蔵が作るフラッグシップ日本酒。
時々こっそりと入荷して定価販売している地元の酒屋に行ってみたところ、偶然売っていたので即購入しておいたもの。
なかなか飲む機会が無く気付けば古酒化していたのだが、秋田に行く予定があったのでその前にとようやく抜栓した。
色はほぼクリアで若干トロみのある艶やかな印象。
粘度はそれなりにありグラスの縁には脚が出る。
純米酒だからなのか、それとも古酒かしているからなのか、香りには少し強めに穀類のニュアンスを感じさせつつも、新政らしいジューシーな果実の旨味も感じられる。
ただ、香りは若干弱めなような感じもしなくはない。
一方の味わいは全くをもって古酒感は感じない。
柔らかく角のないジューシーな甘味が口一杯に広がるとともに、ほのかに刺激を感じさせるフレッシュな酸のニュアンスもしっかりと感じる。
穀類の印象はほぼ感じさせず、ピュアでクリアな米の旨味と甘味をストレートに感じ取れる。
余韻にもアタックで感じられた丸みのあるジューシーな味わいがしばらく続き、味わいに印象を残していく。
米の旨味と甘味をストレートにダイレクトに感じられる一切の曇りのないピュアな味わいのプレミアム日本酒。
＜アルコール度数14%、精米歩合40%＞

この日はシンプルに刺身盛り合わせと合わせてみることにした。
厚切りにしたブリの刺身は程よく脂が乗っておりダイレクトに魚の味わいを楽しむことができる。
その脂感や甘口醤油に程よく漬かったヅケの味わいともぶつからず、また、日本酒の味わいの印象も変わらずに楽しむことができる。
刺身の生臭さも全く感じさせないので、魚の種類や仕上げ方を問わず生の魚介類全般との相性は良さそうな印象であった。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞