Lunaris 甲州 シュール・リー 2008(マンズワイン株式会社)


購入場所:いちやまマート 城山店
購入金額:1880円

コメント
山梨に来るときは、出来るだけ山梨ワインを買うように心がけている。
もちろん、時には海外ものに浮気することもあるが、意外と県外に流通していない、もしくはしていてもあまり見かけないワインを店頭で普通に売っている事があるからである。

今回購入したマンズワイン株式会社のワインは、調べてみるとインターネットでは普通に売っているものの、お恥ずかしながらワイナリーの存在しか知らなかったのでとりあえず試してみることに。

コルクを抜くと、すぐに独特の香りが辺りに漂う。
非常に特徴があり、間違いなく知っている香りだが、すぐに答えが出てこない。
しばらく考えて出した答えが、ブランデー香。このワイン、独特のロースト香が漂い、味わいにもスモーキーさが感じられる。
勝沼醸造の甲州を飲む機会が多いので、同じ甲州でも、造り手と造り方でここまで味わいが違う事に驚いた。

とは言え、ブドウの本質は共通するところがあり、少しトロっとした液体からはしっかりとインパクトのある甘味を感じられる。
ただ、インパクトが目立ち、ふくよかさや余韻には若干欠けるところが残念。
酸味はこれといった特徴はなく、逆に存在感を感じないくらいに落ち着いている。
その理由は、強めの苦みにあるのかもしれない。比較的青臭さを感じる苦味は、香りでも感じられたブランデー感やロースト感の影響なのか、苦味のニュアンスが少し強調されている感じがあった。

口に含んだときの独特のブランデー香、少し強く焦がした木のような苦味など、独特の味わいを楽しむことが出来、かつ、全体的にボディーは弱めなので、料理との相性は難しくないと思う。

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