Snello Spumante Bruit NV（スネッロ）

ワインデータ：

コメント：
最近ご無沙汰していたカクヤスのワンコインシリーズをチェックしに行くと、新入りの泡がいたので試してみることにした。
色は軽やかで輝きのあるライトグリーン。
泡はグラスに注いだあとしばらくもそれなりに細かい気泡がしっかりと湧き出ておりボリューム感を感じられる。
粘度は脚こそ出ないがそれな入りにしっかりとあり、グラスに涙が出てる。
香りは果実感たっぷりというよりは少し大人しめで、花や程よく熟したグレープフルーツやみかんのような雰囲気ながらも酸のニュアンスは抑え目で軽めの甘味やハーブのニュアンスをわずかに感じさせるようなタイプ。
口当たりは比較的シャープでジューシーなグレープフルーツやまだ若い青リンゴを思わせる。
その酸味にはちみつのような甘味がわずかに加わり、かつボリューム感はないもののスムーズな泡の舌触りの効果もあってか、中盤になるとアタックの酸味は姿を隠し程よい果実感に入れ替わる。
余韻には酸と甘味に加え、わずかな苦味も加わり比較的キレがよくスイスイと飲めてしまう。
甘味と酸味のバランスがよく、スムーズな泡の舌触りも心地よいお気軽に楽しめる「ほぼワンコイン」シリーズのスーパーコスパスプマンテ。
ただ、コルクがめちゃめちゃ固く、途中で折そうになりながら5分掛けて抜栓したのはマイナスポイント。（このボトルだけかもしれないが…）
＜アルコール度数11%＞

インプレッション：

この日は餃子ということもあって、「中華といえば泡」の法則に従って泡を合わせてみた。
餃子は豚肉ではなく鶏肉を使ったヘルシー仕上げだが、ごま油をたっぷりつけて焼いたこともあり、味わいはなかなか濃厚で豚肉を使った餃子に引けを取らない。
その味わいにしっかりとした酸をベースに感じられる泡は予想通りの相性。
ただ、何が原因なのかはわからないが、心なしか泡の酸味を強く感じるような気がしなくもない。
なお、写真には写っていないが「わかめとしらすのごま油和え」は想像以上にしらすの魚臭さが強調されてしまった。
釜揚げしらすなので茹でてはあると思うのだが、魚系と合わせる時には注意が必要なスプマンテ。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞