菅乃屋 上通り店


名前:菅乃屋 上通り店

場所:〒860-0846 熊本県熊本市中央区城東町2-12 ライオンパーキングビル2F

地図はこちらからどうぞ

交通手段:熊本市電 通町筋駅 徒歩2分

営業時間:11:30~14:30、16:30~22:00 無休

また行きたい度:=☆☆☆=上品なひとときを贅沢に過ごしたい時にはまた行きます

外部リンク菅乃屋の公式ページへのリンク

備忘録
2013年3月上旬に熊本を訪問したが、熊本訪問は今回が初めてであったので、事前に熊本出身の知人に夕食についての情報を聞いていた。
すると、「少し高いけど、せっかく熊本行くなら菅乃屋行かないとね」と言われ、「菅乃屋 上通店」を紹介された。

確認すると、ホームページ上に「事前のご予約をお願いします」との記載があったので、1週間前に予約をした。
土曜の17:30~ 2名で予約をしたが、やはり週末の夜という事もあり、2時間の時間制限がある部屋であれば用意出来るとの事。
コース料理を注文する予定ではあったが、ボリューム感を求めるジャンルの料理ではないので2時間あれば十分ということで予約をした。

場所は大通りから一本入ったところにある立体駐車場の2Fにある。
一見わかりにくい場所にあるが、道路側にもしっかりと看板が出ているので見逃すことはない。

店内は調理場が見えるカウンター席、熊本城側のカウンター席と、6名用の個室が数室ある。
今回は贅沢にも6名用の個室を2名で使わせていただいた。
料理はアラカルトもコースもあるが、今回は様々な種類の馬肉が楽しめる「宵桜会席(6800円)」を注文。
ボリューム感はそこまでなさそうなので、せっかくならオススメの「レバ刺し(1260円)」も試そう、という事で追加注文。

先付は胡麻和え、それと同時に、熊本焼酎も提供された。
二品目は前菜の四種盛り。
どれも一口サイズながら、上品な味わい。この時点でロックで頼んだ芋焼酎が既に半分なくなっている。

三品目にいよいよお目当ての馬刺しと、単品で注文したレバ刺しが運ばれてきた。
馬刺しは五種盛りで、写真の左から赤身、コウネ(たてがみが生えている部分)、霜降り、フタエゴ(バラ肉)、上。
全体的に馬刺し特有の臭みが感じられず、肉のうまみがとても強調されている。
その中でも、一番馬刺しっぽさが感じられたのが赤身。

逆に、霜降りはもはやマグロのトロを食べているような感じで、非常においしいのだが、「馬感」はあまり感じられない。
コウネについては、脂の甘味・旨みをしっかりと楽しめ、上は霜降りよりも少し歯触りの点で滑らかさに欠ける印象を受けた。
フタエゴについては、鮮やかな見た目の印象とは異なり、少し繊維質で他の4種類の肉と比べると食べにくさを感じる。

お酒は控えようと思っていたのだが、この時点で既に空になっており、「やむを得ず」追加で「菅乃屋オリジナル(630円)」の焼酎を注文。
次に運ばれてきたのは、馬のアキレス件の揚げ物。
全くをもって初体験の料理であったが、食べてみると非常に不思議な触感。
コラーゲン質やゼラチン状の柔らかい感触でありながら、口の中に入れてもすぐに溶けて消えるわけでもない。
とてもモチモチとした触感で、これも非常に酒と合う。
「進肴」とはよく言ったもの、とつくづく感心。

そろそろメインかな?と思っていたら、その前にさらにもう一品。
出てきたのは馬のほほ肉のシチュー。
素材の味がダイレクトに感じられる手作り感あふれるシチュー。
とても美味しいのだが、味わいがリッチなせいか、どうしても「馬肉」ではなく、「上質な牛肉」という印象を受ける。

いよいよメイン。
今回は2名であったので、鍋と石焼をそれぞれ注文。
両方とも固形燃料がセットされた台が準備され、鍋料理は出汁の入った紙の器が、石焼は鉄板代わりの石が置かれる。

鍋料理は名物の「ハリハリ鍋」。
たっぷりの水菜と季節の野菜を先に入れ、煮立ったところで薄くスライスされた馬肉を入れて食べる。
あっさりしているが、でもしっかりと肉の味わいがあり、先ほどのシチューではないが、こちらももはや馬肉とは思えない。

石焼については、店員さんから「生でも食べられる上質な肉なので、焼きすぎに注意してください」とアドバイスが。
アドバイス通り、片面を15秒程度焼いただけで食べたが、刺身で食べた時よりも肉の旨みと香ばしさ、甘味が一層強く感じられる。

この時点で、思ったよりも満腹感があり時間も既に1時間半を経過。
思った以上にゆっくりと優雅に食事をする事が出来たが、この後に口なおしの和菓子とデザートが出された。

当初は1時間半もあれば十分に堪能出来る、と思っていたが、結果的には2時間半弱居座っていた。
料理のボリュームとしては多い部類には決して入らないが、一品一品を出す感覚を長めにとっているのか、お腹的にはかなり満たされた。

コース料理で6800円、飲み物を入れると一人あたり1万円弱ではあるが、美味しいものを優雅に食べられる、という点からすると決して高い値段ではないことを実感させられる店であった。


店舗外観
ビルの階段を上がってすぐの左側に立派な入口が見える


店内は窓側と板場に面した場所にカウンター席が、他に個室がある
今回は個室に通された


コース料理の先付
季節の野菜の胡麻和え


前菜四種盛り


馬刺し五種(霜降り、上、ロース、フタエゴ、コウネ)


進肴
今日は馬のアキレス腱の揚げ物


馬のほほ肉のシチュー


石焼四種盛り
メイン料理で、下の鍋ものといずれかを選択


ハリハリ鍋
メイン料理で、上の石焼四種類盛りといずれかを選択


デザートの前の口直しの和菓子


デザートは、季節の野菜かシャーベットを選べる
今回はシャーベットを注文した


コースとは別に注文した馬レバー刺し(1260円)
小ぶりなので、コースに追加注文してもお腹の量的には問題なし

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