寿司・おでん瓢六

2013年4月7日 admin 国内食, 熊本県, 食 0

名前：寿司・おでん瓢六

場所：〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町13-23 花畑ビル1F

地図はこちらからどうぞ

交通手段：熊本市電花畑駅徒歩2分

営業時間：17:00～翌2:00　日曜

また行きたい度：＝☆☆☆＝出張などで夜遅くに到着したときにオススメのお店

外部リンク：寿司・おでん瓢六の公式ページへのリンク

備忘録：
2013年3月初旬に観光で熊本に行った際訪れた。
今回は2泊3日のスケジュールではあるが、到着は21時、それから市内までの移動も入れて、最終的に22時過ぎから食事が出来るスケジュール。

横浜界隈であればチェーン店居酒屋等が深夜まで営業しているので、食事をする場所と割り切ればいくらでも見つかるが、さすがに観光地でチェーン店居酒屋は少々寂しいので、「熊本郷土料理が食べられる」、「22時以降入店可能」キーワードに検索、さらに宿泊するホテルが辛島町であったので、そこから徒歩圏内を重点的に探した。

いくつかの候補が見つかったが、食事内容・立地・営業時間の全ての条件を満たす店はなかなか見つからず、その中で唯一トータルバランスが良かったのが今回行く事にした「瓢六」であった。

グルメサイトを見ると、馬刺し等の熊本郷土料理も出しているようではあるが、メインはおでんのお店らしい。
今回宿泊した熊本東急インからは徒歩5分程度の場所にあるが、雑居ビルの1F奥の方にあるので目を凝らしていないを通り過ぎてしまう。

ビルの入口を入っていくと、右側に小さな看板と暖簾でた店がある。
引き戸を開けると座敷席（掘りごたつ）30席程度、カウンター席6席程度のこぢんまりとした店内が目の前に広がる。
22時過ぎの来店ではあったが、金曜日という事もあり、我々が入店した時点で満席となった。

事前に調べた情報では、各料理ともにボリューム感があるので、いろいろつまみたいのであれば料理は1人前ずつの注文で十分らしい。
今日は羽田のラウンジで既にビールとおつまみを食べているので、刺身盛り合わせ（2000円）、松前寿司（1200円）、馬スジの煮込み（600円）、おでん（各150円）を注文した。
あわせて、折角の熊本なので、焼酎も注文。
この位の量で十分満足できる。

刺身の盛り合わせは色々なサイトにオススメと記載されていたので、1人前で注文した。
1人前ながら厚切りの刺身の5種盛りが提供された。
マグロ・タコはそこそこであったが、ハマチやイカやタイは身が締まって脂も乗っていて非常に食べごたえがあった。
ただ、2000円という値段は少し高いかな、という気もしなくはない。

一方で、「ご飯ものが食べたい」と言う気持ちで注文した松前寿司だが、これが絶品。
軽く酢で締められた肉厚な鯖と少し甘めの酢飯の相性は抜群。その味わいに少し変化をつける昆布もニクい演出。
味もさることながら、そのボリューム感もまた凄い。
今回は1人前を2名で食べたが、お腹が空いている人であれば、松前寿司1人前にもう一品つまみを食べればちょうど良いのでは？という程。

この松前寿司でかなりお腹は満たされたが、折角熊本に来てるんだからという事で、何か軽めのつまみで熊本っぽいものは、と探していると馬スジの煮込みというメニューを見つけた。
さすがにおでん屋さんが本業のだけあって、付け合せの大根には良く味がしみこんでおり柔らかくて美味しい。
メインの馬スジだが、こちらも下準備がしっかりされているようで、スジ＝固いというイメージは全く無い。
柔らかく煮込まれており、大根等の野菜の旨みと出汁の旨みが染み込んでおり、焼酎のアテにぴったり。

さて、店の売りであるおでんだが、残念ながら我々は「ごく普通のおでん」という認識で一致した。
定番どころの大根と玉子と厚揚げを注文したが、少し薄めの出汁で煮込まれた種には、よく言えば素材の味を活かす、悪く言えば出汁の味が染み込んでいないという状態。
こればかりは好き嫌いがあるので何とも言えないが、個人的にはもう少し味付けがしっかりされていても良いのでは、と感じだ。
また、コストパフォーマンス抜群の松前寿司と比べると、1つ150円という値段設定も少し高めかな、と感じてしまう。

とはいえ、金曜の夜であっても22時過ぎには閉店してしまう店が多い中、深夜まで営業しているという点と、
レベルの高い熊本郷土料理も食べられるという点からすると出張サラリーマンにとっては非常にありがたいお店。

店舗外観
このビルの1Fの奥にお店の入口がある