野口尚彦研究所　無濾過生原酒　五百万石2018　本醸造酒

日本酒データ：

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東京駅に立ち寄った際、ふらふらと日本酒を見ていた時にたまたま見つけて購入したもの。
色はほぼクリア。
ごくわずかに緑がかっているのか？という程度で輝きがある。
グラスの側面を少しずつ液体が落ちていくような感じで粘度はそこそこありそう。
香りは穏やかながらしっかりとしており、青りんごのようなシャープで酸味が強めの果実感を感じる。
味わいは絶妙。
口に含んだ瞬間から米のジューシーな旨味と甘味がサッと広がりつつも、その甘味はしつこくなりすぎる前に酸味へと変わっていく。
余韻には再び甘味が存在感をだし、程よいボリューム感とキレで喉を通り抜けていく。
非常にバランス感の良い一本。
ただ、本醸造でありながら2000円超という価格は若干高い印象もなくはない。

この日はタラの芽の胡麻和えと肉じゃがならぬ鶏じゃがと合わせた。
いずれの料理もそれなりにしっかりとした味付けだが、味わいの邪魔もせず、料理と日本酒の味わいをそれぞれ楽しめる。
料理とマリアージュする日本酒というよりも料理と酒のそれぞれの味わいを大事に楽しめる一本であった。