Chianti Colli Fiorentini 2009(ポッジョ ロミータ)


購入場所:エノテカ 横浜そごう店
購入金額:1000円(セール)

コメント
ラベル不良をセール販売しているときにまとめ買いしたうちの1本。ハーフボトル。
通常はフルボトルを2日間かけて空けるが、二日連続でワインを飲めそうもない時のために購入。

液体の色は非常に濃く、反対側が全く見えないほどのもの。
その液体からは、抜栓後20分程度にもかかわらず、強い果実感が感じられた。
プラムの果実感を中心に、わずかなスパイス、ハーブの雰囲気も感じられた。
そういう意味では決して直球勝負というわけではなく、若干の複雑さも兼ね備えている。

口に含むと、ロースト感がかなり前面に押し出されており、その樽香をかき分けるようにして香りで感じたプラムやプルーンのジューシーな果実感が姿を現す。

酸味はかなり強めに感じられるが、「攻撃的」という意味での強めではなく、「重量感がある」と表現した方が良いかもしれない。
同様に、渋みも「本当にサンジョヴェーゼ?」と思ってしまうほどしっかりとしており、ある意味、カベルネの渋みに通ずるものがある。

「キャンティ」という音を聞くと、ワインをあまり知らないミーハーな人がこぞって飲む、という変な先入観があり、それゆえ、エントリークラスのものには正直あまり期待をしていなかった。
が、このキャンティにはよい意味でだまされた。
一般的な安めのキャンティには「薄っぺらい」というイメージしかなかったが、このキャンティは全くそんな事もなく、ボリューム感たっぷりで納得の味わいであった。

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