
名前:季節の風 蔵
場所:〒690-0842 島根県松江市東本町1-64
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR山陰本線 松江駅 徒歩18分
営業時間:11:30~14:00 毎週水曜日
また行きたい度:=☆☆☆=濃厚な味わいの宍道湖産しじみを惜しげく盛ったしじみ丼を頂ける米穀店が経営母体の食事処
外部リンク:季節の風 蔵の公式HPへのリンク
備忘録:
(2025/07/14記載)
2025年6月中旬の昼食として利用。
この日は事前に何件か昼食の候補をリストアップ。
直前まで予定が見えなかったため予約せずに第一候補に行ってみるものの、やはり予約で満席。
第二候補に向かってみるものの「店主病気のためしばらくの間休業」の張り紙が…。
第二候補の近くの店で第三候補として米穀店が母体の食事処として気になってセレクトしたこちらの店に行き先を変更した。
<お店の場所はどこ?>
場所は公共交通機関を利用した場合はJR線の松江駅もしくは一幡電車の松江しんじ湖温泉駅からとなる。
今回は松駅から向かったが、駅からは大通りのある北口を出て、駅前の通りを宍道湖方面に進む。
2つ目の信号のある交差点(朝日町)を右折、そのまま道なりに進み、川を渡った先の4つめの十字路を左折する。
そのまま道なりに進み、二つ目の十字路を過ぎ、その先のT字路の少し手前の左側に店舗がある。
この辺りは長屋のような形で住宅や店舗が立ち並んでいることもあり、店先に出ている「蔵」の看板を見なければそのまま通り過ぎてしまうような感じ。
こちらは店舗外観。
周辺は商店や長屋のような住宅が立ち並ぶエリアで、その一角になじむような雰囲気となっている。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日の11時半過ぎということで開店時間から15分程度過ぎての入店。
店内はレトロな喫茶店を思わせるような造りになっており、4名掛けのテーブル席が4席あるホールと、その奥に4名掛けの座卓が2卓ある小上がりがあり、トータルキャパは30席弱とこぢんまりとした空間になっている。
到着時点で先客が3組、その後も出入りがあるものの、常に8割くらいの席が埋まっているような状況であった。
こちらのお店は予約ができないので、混雑せずに利用するのであれば、休日は開店直後を狙った方が良さそう。
店内はレトロな喫茶店というような感じで、和食の店の雰囲気とはギャップがあるのが何とも面白い。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は丼専門店となっているため、メニューは原則丼もののみとなっている。
その中でもやはり場所柄推しとなっているのが「しじみ丼」。
名前だけ読むと何とも想像しにくいのだが、文字通りしじみを丼ご飯の上にたっぷりと盛った、いわゆる「しじみご飯」的な料理。
その他にもしらすを使った「さざなみ丼」であったり、島根和牛を使ったステーキ丼などもあるのだが、今回はやはり「しじみ丼」をオーダーすることにした。
セットで提供されるしじみ汁が、普通サイズのしじみを使ったものと大粒サイズのしじみを使ったもの2種類があるのだが、折角なので大粒のしじみを使った「特別仕立てしじみ丼(2750円)」をオーダーしてみた。
なお、「特別仕立てしじみ丼」は数量限定のようで、確実に食べるのであれば早めの来店がオススメ。
そしてお店推しの「特別仕立てしじみ丼」の説明書き。
宍道湖産の大粒しじみを使った数量限定のメニューとの事。
オーダーしてから待つこと10分程度で料理が提供された。
こちらが「特別仕立てしじみ丼」。
しじみ丼と大粒しじみを使ったしじみ汁、その他に小鉢として春雨サラダとしじみの佃煮、奈良漬けなどが一つのお盆に乗せられての提供。
こちらがしじみ丼。
文字通り、しじみがたっぷりと乗った丼料理。
そのしじみはふわふわに仕上げらており、味付けは優しくしじみの味を活かすもの。
しじみの香りが豊かに感じられ、独特の苦みも抑えられている。
胡麻の風味がアクセントとなり、奥出雲産の白米と共に頂く、なんともヘルシーで上品な味わいの一品。
小鉢として盛られているとろろも濃厚で、途中から味変としてかけて頂くのもあり。
そしてこちらが大粒しじみを使ったしじみ汁。
小ぶりのアサリと間違えるほどのサイズ感のしじみから濃厚なしじみエキスがたっぷりと染み出たしじみ汁は、普段「しじみ汁」として飲んでいるものの味わいとは大違い。
そのしじみエキスをしっかりと活かすべく、味噌の味わいは非常に優しく繊細なもの。
しじみそのものも程よく独特の苦味を感じられ、味わいそのものも濃厚。
<まとめ>
今回は事前に調べた候補にフラれた結果こちらのお店に行ってみたが、しじみ丼はなかなかユニークでこちらのエリアならではの料理という印象。
しじみ丼はその名の通りしじみがたっぷりと乗った丼料理だが、そのしじみはふわふわに仕上げらており、しじみの香りが豊かに感じられ、その味わいや香りを活かすべく、味付けは優しい。
胡麻の風味がアクセントとなり、奥出雲産の白米と共に頂く、なんともヘルシーで上品な味わいの一品。
そして合わせて提供されるしじみ汁だが、今回は数量限定の大粒しじみを使ったものをオーダーしたこともあって、小ぶりのアサリと間違えるほどのサイズ感のしじみが入っている。
そのしじみから濃厚なしじみエキスがたっぷりと染み出たしじみ汁は、普段「しじみ汁」として飲んでいるものの味わいとは大違い。
しじみエキスをしっかりと活かすべく、味噌の味わいは非常に優しく繊細なもの。
主役のしじみを活かすべく味付けは上品で繊細なので、しじみの香りも味わいもしっかりと感じられる料理であった。
ただ、今回オーダーした大粒しじみを使ったしじみ汁の「特別仕立てしじみ丼」と通常サイズのしじみを使ったしじみ汁の「しじみ丼」の差額が1100円という事を考えると、「しじみ丼」でもよかったかも知れない。
島根和牛を使った丼ものも提供しているようなので、次回訪問の機会があったらこちらにもチャレンジしてみたい。
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