春鶯囀　あきざけ　純米

日本酒データ：

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ワイン縛りが1週間近く続いたこともあり、久しぶりに山梨の地酒を飲もうと購入したもの。
山梨というとどうしても七賢が真っ先に出てくるので、以前も同じ時期に飲んだことのあるこちらの酒蔵の季節限定酒を今回も頂いてみることにした。
色はほぼクリアで艶やかなイメージ。
粘度はあまりなく比較的サラっとしている。
香りは純米らしい日本酒感あふれるもの。
鼻腔に抜けるシャープなアルコールの香りは日本酒感をたっぷりと感じられるが、逆に果実感のある吟醸香とは正反対の香りなので万人受けという香りではない。
加えて若干の熟成香も感じられる。
口当たりは香りと比較すると柔らかくスムーズ。
程よい穀類の味わいが優しい米の甘味と共に口の中に広がり、続いて落ち着いた酸が味わいにアクセントを加える。
香りで感じたほどのシャープなアルコール感はなく、思いのほかまろやか。
そして余韻は比較的キレが良く、甘味が程よい余韻を残していく。
日本酒らしい穀類の味わいしっかりタイプながらまろやかな舌触りの季節限定のひやおろし。

冷涼でシャープな飲み口に程よく旨みと甘味が加わるキレのある味わい。
＜アルコール度数15%、精米歩合63%＞

この日はお酒を購入したスーパーでお惣菜系を購入。
日本酒ということでシンプルに巻物系と、飲兵衛メニューである「数の子わさび」で合わせてみた。
巻物はかっぱ、かんぴょう、納豆、ネギトロの4種類だが、いずれの巻物とも相性は良い。
味わいの邪魔をすることなく、食事に寄り添いつつもしっかりと存在感を感じさせる。
飲兵衛専用おつまみの数の子わさびは文字通り数の子とわさび漬けを和えたもの。
わさびの刺激と数の子の食感と塩味で酒がすすむのだが、おつまみに化調か唐辛子のような辛味が入っているせいか日本酒の味わいが損なわれているような感じもする。
日本酒単体で頂いても悪くはないが、食事やおつまみと合わせた方が本領を発揮するような味わいという印象。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞