購入場所 | |
購入日 | 2023年06月17日 |
購入金額(税込み) | 1818円 |
テイスティング日 | 2023年06月17日 |
日本酒データ:
地域 | 北海道 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | きたしずく、ななつぼし |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
こちらの蔵は岐阜から北海道に引っ越しをした蔵として話題になっており知ってはいたのだがあまり飲む機会が無かった。
そんな中、「バナナ酵母」という文字がバナナの形をしたシールに書かれているこちらの日本酒を発見したので試してみることにした。
色は僅かにグリーンがかったような感じではあるがクリアで透明感があるタイプ。
粘度はそこそこあり、グラスの縁に脚がでる。
そして香りだが、文字通りバナナそのもの。
しっかりと熟した濃厚なバナナの香りをたっぷりと感じられ、その奥には僅かに日本酒由来の酸のニュアンスを感じられるかどうかと言ったところ。
日本酒感はかなり抑えられており、バナナ感が半端ない。
一方で口に含むとトロっとしたバナナスムージーのような甘味と舌触りを感じ、濃厚でジューシーなバナナのアタックを楽しめる。
ただ、中盤からはしっかりとした酸を感じられる日本酒の風味が頭角を表し、香り〜アタックまでガッツリと主張していた完熟バナナはここで一旦姿を消す。
そのバナナ感は余韻で再び姿を現し、軽い甘味を口の中に残していく。
とにかくバナナ感が半端ないバナナスムージーのような味わいの日本酒でインパクトがある。
一方で味わいのバランスは若干いびつのような印象もあるので、繊細な味わいと言うよりはインパクト重視の時に楽しみたい一本であった。
<アルコール度数15%、精米歩合55%>
この日は野付産のホタテと合わせてみた。
安定して甘味の強いこちらのホタテは軽く醤油に絡めて頂くのが一番その美味しさを実感出来る食べ方。
その甘味と日本酒のバナナを思わせる味わいは不思議と相性が良い。
ただ、なんとなくではあるがその独特の甘味は料理と合わせるのは難しそうな印象ではある。
白だし系で仕上げたおでんや甘く仕上げただし巻き玉子などとは合わせられそう。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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