二世古　純米大吟醸

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日本酒データ：

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北海道を訪れた際に折角ならばということでこちらの酒蔵に行った際に購入したもの。
本当はもっと多く購入したかったのだがスーツケースのサイズ的に2本しか購入できず、酒蔵限定や数量限定の日本酒がたくさんあったのだが選りすぐって購入したもののうちの1本。
こちらは1年寝かせたいわゆる古酒で酒蔵での限定販売のものであった。
色はクリア、わずかにグリーンのニュアンスを感じるかどうかといったところ。
粘度はあまり高くなく、グラスの縁に僅かに涙が出る程度。
香りは純米大吟醸ながら古酒らしいしっかりと熟れた濃厚なバナナや若い紹興酒を感じさせるもの。
いわゆる日本酒のフレッシュで甘味のある香りはなく、好き嫌いが分かれるタイプ。
味わいはとても特徴的。
まろやかでクリーミーな舌触りと共に米の旨みをしっかりと感じられる重厚なアタックが印象的。
いわゆるフレッシュで華やかな味わいではないが、1年寝かせていることもあってか味わいは濃厚で飲みごたえたっぷり。
そして余韻にはしっかりとしたアルコール感を感じられる。
古酒感を抑えつつ落ち着いた濃厚な味わいを楽しめる酒蔵限定の1年貯蔵の純米大吟醸酒。
＜アルコール度数16.5%、精米歩合40%＞

この日は塩麹唐揚げとアジフライと合わせてみた。
身の厚いアジをカリカリの衣で仕上げてあり、アジの風味をしっかりと感じられる味わい。
比較的しっかりと主張する味わいではあるが、濃厚な日本酒はその味わいに負けることなくしっかりとマッチする。
塩麹唐揚げはニンニクがたっぷりと効いた味わいに仕上がっており、こちらもかなりパンチのある料理。
流石にニンニクがガッツリ効いていることもあって、日本酒の味わいが若干ボケてしまっているが、流石にこれは致し方なし。
比較的色々な料理との相性は良さそうだが、なんとなく蕎麦粉の味わいがガッツリと効いた十割蕎麦と天ぷらと一緒に楽しみたいイメージの日本酒であった。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞