購入場所:トップ 海老名店
購入金額:1890円
コメント:
数年前、L.A.に行った際、立ち寄ったワインショップで非常に高く評価されたいたワイナリー。
カベルネを1本買ったが、なかなかな飲む機会がないまま数年が経過。
そんな中、ふらふらと特価コーナーを物色していたら白ではあったが安く出ていたので、ここの実力を知りたくとりあえず試してみた。
色は薄めで、若干メロンのようなパステル調のニュアンスがあるが、とても薄く繊細。
輝くコハク色というようなイメージを受けた。
グラスに注ぐと種子由来のブドウの香りが飛び込んでくる。
ソーヴィニヨンブランの特徴的な香りそのもの。
また、同時にパッションフルーツや黄桃の香りが弾け出る位の元気がある。
複雑さというよりも若々しさと瑞々しさ、元気良さを感じる。
冷蔵庫で冷やした後の抜栓直後の印象だが、その割りには非常に香り高い。
口に含むと、香りと同じ方向性の濃厚な甘味が飛び込んでくる。
ワイン自体も少しトロっとして、舌に絡みつく位の印象を受ける。
印象としては、桃缶の中のシロップのような舌触り。
もちろん、あの甘味ではなくもっと柔らかく砂糖的な甘さではないが、白桃の甘さを感じる。
香りから感じるトロピカルさは無いが、とても濃厚、かつ、キレのよい甘味。
余韻に若干のライチ的な果実感も感じる。
酸味は比較的強めで口に含んだ瞬間から感じる。
その酸味は、最初は甘味に隠れているが、段々と存在感を大きくしていく。
甘味が一段落すると、次第に酸味が強くなり、余韻までしっかりと主張する。
レモンやライムのような柑橘系のスッキリ、キリっとしたその酸味は、程よい余韻とともに消えていく。
辛口ながら、果実のボリューム感もあり、そのボリューム感を支えているのがこの酸味かも知れない。
酸味の要素が比較的強いので、苦味はそこまで強く感じない。
終盤から若干種子由来の緑っぽい苦味を感じるが、そこまで強いものではない。
果実感・甘味・酸味でかなりバランスが取れているので、苦味はそれらの味わいに隠し味的に感じられる程度。
結果は上々。非常に濃厚ながらバランスが良い。
アメリカのものなので、繊細さは無いが、そのパワフル感が美味しい。
また、冷やした上に抜栓直後から飲んでも香り・味ともに楽しめるところもありがたい。
難点は、特価で2000円弱という値段だが、それでもちょっとした時に飲む分には申し分ない。
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