国稀　ファーストムーン　純米吟醸

日本酒データ：

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北海道へ行った際、こちらの酒蔵を訪ねて購入したもの。
蔵元では全国取り扱いの日本酒や販売地域限定の日本酒等色々なお酒が販売されていたが、その中でも限定2100本、しかも酒蔵での限定販売の日本酒ということでそれなりの値段ではあったが購入してみた。
色はクリアで透明、艶やかな印象がある。
粘度はあまりなく、グラスの縁を脚を出さずにスッと落ちていく。
香りはほんのり穀類のニュアンスを感じさせつつ、しっかりと熟した濃厚なメロンを思わせるような吟醸香も感じられる。
瓶詰からやや時間が経過していることもあってか、若干古酒感もなくはない。
味わいは国稀らしいシャープでしっかりとしたアルコール感を感じられるアタックだが、そこにジューシーな米の甘味が加わる。
若干熟成がすすんでいることもあって古酒感をそれなりに感じられるようになってきているが、瓶詰直後であればフレッシュな酸と共にしっかりとした甘味を感じられる味わいだったことが想像できる。
余韻は非常にシャープ。
アルコール感が喉を抜けるとともに日本酒の味わいもスッと抜けて行く。
穀類を思わせるシャープな味わいと米のジューシーな旨味を楽しめる蔵元2100本限定販売の純米吟醸酒。
＜アルコール度数16.5%、精米歩合50%＞

この日は毎度おなじみの野付産のホタテと合わせてみた。
同じ北海道とは言え、西側と東側で地域は違うものの、海岸すぐ横に酒蔵がある国稀酒造の日本酒とホタテの相性が悪いわけない。
野付産のホタテは身がしっかりとしており甘味もたっぷり。
合わせる日本酒は若干シャープな印象があるが、それでも甘味もしっかりとあるのでとてもバランスよくマッチする。
また、生臭さも全く強調されない。
今回はホタテの刺身と合わせてみたが、こちらの酒蔵の酒は刺身をはじめこまいなどの焼き魚との相性も良さそうな印象。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞