金鯱　寒造りしぼりたて　特別純米

日本酒データ：

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夕食に合わせた日本酒が飲みたくなったこともあり、最近ご無沙汰しているこちらの店に行ってみることにした。
なかなかピンとくるものが無かったのだが、その中でシンプルなラベルと初見の蔵元ということで試してみることにした。
色は艶やかなクリアで若干のトロみを感じられるようなイメージ。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁からゆっくりと脚が出てくる。
香りは若干の控えめで、グラスに鼻を近づけると比較的シャープな酸とアルコールのニュアンスが前面に出ており、そこにしっかりと米の旨味や甘味も感じられるタイプ。
口当たりは香りから感じる印象よりも柔らかく米の旨味をしっかりと感じられるふわっとした味わい。
中盤もその印象は保っているのだがそこまでしっかりとしたボディーの厚みは感じられず、余韻にはかなりキレのある酸と程よい苦味も感じられ全体的にシャープな印象。
柔らかくトロっとした優しい味わいから始まりつつも中盤からはあっさりシャープな雰囲気でスッキリとしたキレを楽しめるライトな飲み口の日本酒。
＜アルコール度数16%＞

この日は発酵鍋と合わせてみた。
鍋感覚で食べたのだが、使っている白菜は漬物ということもあり歯触りが普通の鍋と違うのと仕上げにごま油を使っているのでいわゆる普通の鍋とは少し違った印象。
ただ、日本酒自体がそこまで主張するタイプではないのと、比較的シャープな味わいということもあってか、新感覚の鍋と合わせてもそこまで違和感はなく、むしろフレッシュな酸味が活き活きと感じられる。
日本酒だけで味わうとすっきりとした飲み口なのでさまざまな食事と合わせると本領を発揮するタイプかもしれない。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞