鳩正宗　Ha Trans.2(dos)　純米大吟醸

日本酒データ：

コメント：
インターネットを見ていると、昨年飲んでなかなかコスパが良く好印象だったこちらの日本酒が入荷していたので今年も購入してみることにした。
昨年同様に複数種類のお酒をブレンドしているのだが、今年は4種類（昨年は3種類）かつ全てが純米大吟醸（昨年は全てではなかった）にパワーアップ。
そんなこともあってか、お酒の名称には2(dos、スペイン語で2の意味）と記載されていた。
色はそれなりに緑系のニュアンスを感じられ、輝きのあるイメージ。
粘度はそこそこあり、グラスの縁に足がそれなりに出る。
香りは米の旨味や果実のような甘味、それにフレッシュな酸味が複雑に入り混じったタイプながら、香り全体のバランスとしては比較的落ち着いている。
口に含むととても柔らかく優しい甘味がアタックで感じられ、その柔らかさに一瞬物足りなさを感じかけるが、すぐにジューシーな米の旨味が覆い被さり程よいアタックとなる。
中盤からはそれに加えてしっかりとした酸が主張し、味わいにボリューム感をプラスしている。
余韻でもその酸は残り、アタックで感じた優しい米の旨味とともにしばらくの間、口の中に残る。
甘味と酸味、そして米の旨味が複雑に感じられしっかりとした日本酒感も感じられるものの思ったより飲みやすく、複数の純米大吟醸酒をブレンドしたことにより全体的に味わいに丸みを感じられた。
＜アルコール度数15%＞

この日は大根の肉巻きなどと合わせてみた。
大根の肉巻きは文字通り大根に豚バラ肉を巻き付けて醤油ベースで煮込んだもの。
豚肉の旨味とがしっかりと大根に染み込んでおり大根だけでも十分に美味しいのだが、豚肉と一緒に頂くとその味わいは更に旨味が増す。
この旨味と甘味に日本酒がしっかりとマッチし相性は抜群。
煮物全般との相性が良さそうな日本酒であった。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞