名前:萬屋本店
場所:〒248-0006 神奈川県鎌倉市長谷2-11-46
地図はこちらからどうぞ
交通手段:江の島電鉄線 長谷駅 徒歩5分
営業時間:10:00~15:00、17:30~20:00 毎週火曜日(※要予約)
また行きたい度:=☆☆☆☆=古き良き「和」の世界とフレンチが融合した新しいスタイルのレストラン
外部リンク:萬屋本店の公式HPへのリンク
備忘録:
(2018/11/07記載)
普段は「大正ロマン」をテーマにした結婚式場として利用されているこちらの店舗だが、2017年のクリスマスランチを頂いたっきりご無沙汰していたので2018年10月のランチタイムに再訪。
前回訪問時はまだオープンしたてという事もあり、結婚式関連での打ち合わせや試食等での利用がメインであった印象を受けたが、今回はどちらかというとお祝い事での親戚の集まりでの利用が多そうな雰囲気。
1年経ってようやく口コミ等で広まったのだろうという印象。
店内の雰囲気も前回と全く変わらずに少しレトロな印象を感じされる落ち着いた造り。
写真を撮った時点では空席がいくつかあったが、この後お昼過ぎには満席となった。
ランチタイムは3700円と6000円の2コースから選ぶことが出来る。
大きな違いは、6000円のコースはメイン料理が魚・肉両方提供されることと、その後に鯛茶漬けが提供される点。
6000円のコースの方がお得と言えばお得だが、昼間から食べるにはかなりのボリュームになるので選ぶ際には要注意。
今回はお酒を頂くことも考慮して3700円のコースで事前に予約をした。
なお、こちらの店舗は結婚式場に併設されているので、結婚式の予約状況によってはランチやディナーの提供がない日もあるので事前の確認と予約は必須。
この日も週末という事もあって、夕方から結婚式の予約が入っており、ランチは13時半までの限定での営業であった。
今回は2名での来店であったので、メインディッシュは「太刀魚の炙り焼き」と「氷温熟成豚肉ロース」をそれぞれ注文し、飲み物を選ぶことにした。
こちらが飲物のメニュー。
ワイン・日本酒・焼酎・ウィスキー・カクテルと、かなりの種類のアルコールがラインナップされている。
今回も前回同様にワインをセレクトしたが、折角なのでスパークリング・白ワイン・赤ワインの3種類を楽しむ事が出来る「ランチワインコース(1800円)」を注文することにした。
「和フレンチ」という事もあり、カトラリーとしてお箸が準備されている。
また、ランチョンマットもどこか和風。
まず提供されたのが前菜の「水ダコ・フルーツトマト・夏野菜の前菜仕立て」と自家製のパン。
お皿にキレイに盛り付けられたサラダの周りには塩昆布ベースのドレッシングが添えられている。
この塩昆布ドレッシングをちぎったパンにたっぷりつけて頂くととても美味。
続いて提供されたのが「イワシの燻製と野菜の奉書包み焼」。
こちらが提供された時の状態。
「包み焼」の文字通り、紙で包まれた料理が温かいお皿と共に提供された。
その紙をほどいていくと、とてもジューシーで艶やかな色をしたイワシが顔をのぞかせる。
イワシとナスやズッキーニを交互に重ねた状態で提供されている。
それぞれを一緒に頂くと、野菜のさっぱりとした味わいとイワシの濃厚な旨味と脂の味わいと共にスモーキーな香りを感じるとてもインパクトのある味わいになる。
このボリューム感のある料理を終えると、次に提供されたのはスープ。
メニュー上では「ぜんな蛤」であったが、この日は地元の蛤が入荷したとのことで、地元産の蛤を使ったとろろ昆布の和出汁風のスープが提供された。
こちらは先ほどの料理とは正反対で非常に優しい味わい。
ただ、蛤のダシととろろ昆布の風味が強く効いており、優しい味わいながらもしっかりとした風味を感じるスープであった。
そして次はいよいよメイン料理。
こちらは「氷温熟成豚肩ロースの仁淀川山椒焼き」。
見た目にもボリューム感のある豚肩ロースだが、ナイフを入れるとスッと切れるほど柔らかい。
肉の味わいも濃厚で、散らされている山椒と一緒に頂くとピリ辛の山椒の味わいとよくマッチする。
が、山椒がかなりピリリとしているので、ほんの数粒を肉に付けて頂くだけで十分に山椒の香りや風味を楽しむことが出来る。
そしてこちらは「太刀魚の炙り焼き 旬のかぼす添え」。
パリッと焼かれた皮のと、ジューシーで柔らかく臭みの無い味わいの肉がシンプルながらとても美味しい。
そして一番下にはアクセントとしてかぼすが加えられているが、個人的にはかぼすの風味がかなり強めに効いてしまっている印象を受けた。
かぼすをお皿に添えて、好みで絞る程度にした方がより太刀魚の味わいを活かせるのかも知れない。
メイン料理を食べ終えて一息ついていると、サービスで「鯛茶漬け」を提供して頂いた。
こちらの鯛茶漬けだが、何といっても同時に提供されて自分でかけて頂く出汁が絶品。
スープの出汁もそうだが、しっかりとしておりとても濃い昆布の味わいが病みつきになる。
鯛の身から出る旨味とワサビの刺激と合わせて頂くこの鯛茶漬けは、こちらのレストランでは是非食べておきたい一品。
その後デザートとなったが、3種類ある中から2種類を注文した。
こちらは「白桃のコンポート ヨーグルトのソルベ添え」。
白桃のコンポートは比較的甘味を抑え目に作られており、ヨーグルトのソルベと共にいくらでも食べられてしまう程。
そしてこちらが「大人の濃厚なカスタードプリン ア・ラ・モード風」。
白桃のコンポートよりも見た目もボリューム感がある。
その名の通り濃厚なカスタードプリンは小さく一口ずつ頂いても十分に楽しめる。
フルーツも数種類盛られており、ボリュームも満点。
3700円とランチにしては高めな値段ではあるが、しっかりとした食材を上手に料理し、かつボリューム感もかなりあるのでトータル的にみればバランスの良い金額という印象。
また、週末でも平日でもメニューは同じなので、週末に鎌倉付近を散策した際の少しリッチなランチとして予約するのも良いかも知れない。
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