名前:老虎菜 オーキッドコート店
場所:〒658-0073 兵庫県神戸市東灘区西岡本2-7-3 オーキッドコート右峯館 1F
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR東海道線 住吉駅から徒歩8分
営業時間:11:00~13:00(平日) 17:30~21:00 毎週木曜・第三水曜
また行きたい度:=☆☆☆☆☆=閑静な住宅街に突如現れる本格中華とこだわりワインの素敵なコラボ
外部リンク:老虎菜の公式HPへのリンク
備忘録:
(2018/05/29記載)
2018年5月下旬の週末、所要で神戸に行った際に利用。
神戸には地元在住の友人がいることもあり、行く際には必ず事前に連絡し、観光地化されていない地元民向けのレストランを探してもらっている。
今回も事前にお願いしたところいくつか紹介をしてもらった。
が、その中でも一番のオススメであるこちらの店を利用することにした。
訪れたのは日曜日の夜、友人曰く「19:30に予約した」という事であったので念のための予約なのかと思ったらさにあらず。
お店自体は17:30から営業しているものの、一日二回転での営業らしく、17:30~と19:30~の2回転のみという事であった。
店舗外観、というよりも店舗周辺の雰囲気。
こちらはJR住吉駅近くにある「オーキッドコート右峯館」という高級マンション。
その一角にこの店舗がある。
非常に落ち着いた雰囲気で、このレストランを知らなければ、「ここにレストランがある」という事すら気付かない。
店舗の入口から見た写真。
一見すると、「レストラン」というよりも「オシャレなパーティー会場」というイメージの方が強い。
入れ替えの時間になり席まで案内されたが、非常にこぢんまりとしておりオシャレで落ち着いた雰囲気ながらも変な高級感は感じさせない。
夜の時間帯なので外は全く見えず、隠れ家的な雰囲気さえ感じられる。
こちらがこの日のメニュー。
手書きのメニューがランチョンマットとして準備されている。
手作り感満載で、変な高級感を感じさせず親しみやすい。
さて、今回の注文は全て友人に託した。
なお、料理は非常にゆっくりとしたペースで提供され、かつ順番もしっかりと考慮して提供されるので、一番最初にある程度まとめて注文しておくのが無難。
オーダー後10分程度してから提供されたのが「よだれ鶏(950円)」
ボリューム感的にはそこまででは無いが、2名で前菜としてつまむには十分な量。
山椒などの香辛料がピリっと効いておりとてもシャープな味わいながらタレの甘味も生かされており絶妙な味。
鶏もとても柔らかく、一品目からかなりの衝撃を受けた。
残ったタレは麺と絡めて食べてしまいたいと思えるほどであった。
続いて提供されたのが「中国蒸しパン(200円)」。
こちらはよだれ鶏のタレを染み込ませて食べるべく注文した一品だが大正解。
パン自体はむっちりふわふわの食感だが、タレを染み込ませて頂くと絶品。
結局よだれ鶏のタレを頂くために中国蒸しパン1つを食べきってしまった。
続いて提供されたのが「海老のパリパリ春巻き(300円)」。
「非常に熱いので気を付けてお召し上がりください」と念押しされたので、提供されてから3分程度過ぎてから味わったが、春巻きの皮のクリスピー感に驚いた。
友人が口にほうばると、周囲にバリッバリッという非常に大きな音が響き渡る程カリカリに仕上げられている。
一方、中にはプリプリの海老がたっぷりと詰められていて美味。
注文しなければもったいない一品であった。
続いて提供されたのは「明石ダコとニンニクの芽馬来醤炒め(1500円)」。
こちらは魚介系のメニューを注文する際にオススメとしてピックアップしてもらったもの。
明石ダコ自体は非常に有名でもはやブランドタコ的な感じだが、特に今の時期は旬で大ぶりなものが入荷すると言われ思わず注文。
オススメされた通りかなり大ぶりなタコが入っており数々の野菜とあわせて提供されていることもあってボリューム感満点。
味付けはマレーシア風という事もあって旨みはたっぷりだが辛みは控えめ。
イタリアの白ワインと合わせて頂いたがなかなかのマリアージュ。
こちらは「Orsetto Oro(オルセット オーロ)」 というワイン。
トレビアーノ100%の白ワインは香りも味もしっかりしており、なかなかはっきりとした骨格。
中華のスパイスに負けることなく、料理もワインも美味しく頂ける。
市価2000円程度のものを3500円で提供しており、なかなか良心的。
また、料理と一緒に提供されるカトラリーをふと見て、見慣れたセミのマーク(本当はミツバチだが)を見つけ、もしやと思ってじっと見てみたが、取り分け用のスプーンやフォークなど、全てラギヨール製というこだわりよう。
続いて提供されたのが「春野菜と夏野菜のガーリックスパイス炒め(1600円)」。
友人と想像していた料理はXO醤とニンニクがたっぷりと効いたごま油炒めだったが、提供された料理を見て驚いた。
たっぷりのスタッフイングとともに季節も野菜が揚げられた料理で、いわゆる中華料理とは少々印象が異なる。
ガーリックの風味はそこまで強く感じられないが、バランス良く調理された季節の野菜を少々塩の効いたスタッフィングとともに頂くと絶品。
最後に提供されたのは「悪大魔王スペアリブ(2000円)」。
お値段も張るが料理のボリュームもかなりのもの。
老酒やスパイスなどでじっくりとした準備をされた大きな骨付き肉をナイフで崩して頂くスタイル。
「切る」ではなく「崩す」という感じで頂くことができ、その柔らかいお肉を中華スパイスとカシューナッツをふんだんに使ったソースを絡めて頂くとまさに「大魔王」的な味わい。
「癖になる味わい」という意味合いから「悪」というネーミングをしているのであれば本当にその通りの味わい。
最終的にはこれらの料理に加えてビールを1杯ずつ、ボトルワインを空けてトータル12000円強であった。
1名あたり6000円という意味では決して安い金額ではないが、お店の雰囲気・料理や接客のレベルを考慮すればかなりリーズナブルな金額という印象を受けた。
雑踏から少し離れた立地であったり、座席数が空くない店舗という事もあり、隠れ家的な要素が多くあまり紹介したくない店舗であるが、料理の質・雰囲気などトータル的にみるととてもリーズナブルなレストランで、また行きたいと思わせる店舗であった。
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老虎菜 オーキッドコート店 (四川料理 / 住吉駅(JR・六甲ライナー)、摂津本山駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3
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